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◆◇◆◇◆ 「ふふ…っ」  バスルームから寝室に移動した三人は、縺れるようにシーツの海に倒れ込み、無邪気な子猫のようにじゃれ合った。  擽ったがって笑う瑠維に、忍と玲が口づけを落とす。  額、こめかみ、瞼に始まり、手や腕、胸だけでなく、肩や背中、足や腰にも口づけが降った。 「ん…っ、…………やんっ」  首を竦めて逃げようとすれば、玲が形の良い耳殻を甘く噛み。  シーツの上を滑らせると、その足首を掴んで忍が甲に唇を落とす。  チュ。  ちくん。 「んあ…っ」  チュッ。  ちり…っ。 「ひうぅ…」  唇が落とされる度に、白磁の肌に薄紅の花びらが散る。  新しい花びらと古い花びら模様が重なり、ユラリと揺れる明かりで作られた陰影と相まって、瑠維を儚げな風情の萌え猫に仕立てあげていく。  上体をよじって逃げを打つ。  その華奢な肩に玲が口づけを落とし、ビクリと震えた内腿を忍が啄む。 「んや…っ、……………っは、……………んぅ…………ぅ」  甘い。  とても甘い小夜啼きが唇から漏れた。

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