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◆◇◆◇◆ 「はい、どうぞ」  嬉しそうに口元を綻ばせた瑠維がお茶を持って来て二人に差し出した。 「おお…、サンキュ」 「ありがとう、瑠維」  優しい味が染み渡り、心づくしの料理も味わった玲と忍は、漸く気持ちが落ち着いて…。  と…。 「ね、ね、聞いてよっ。  俺さ、出来ちゃったんだよねっ!!」  ぶふうっ!!  一体何を、という話だ。  二人は盛大に茶を噴き出した。

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