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「んッ、んう………」
チュッ。
チュッ。
体の中に息づく燠火にチロリと火がともる。
「ん…っ、あ………、れい……」
駐車場の明かりと降り始めた淡雪の中…、玲と瑠維の口づけは止まらない。
「……玲………、好き…」
息づかいと共に漏れた言葉が、玲のリミッターをいとも簡単に外していく。
そして。
玲から落とされる口づけに、瑠維の体も力が抜けていく。
「好き……、ん…っ、玲、好きぃ…!!」
かたく抱き合って口づける二人。
あまりの甘い雰囲気に、通用口にいる者達も固唾を飲んで見守るだけだ。
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