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「か、可愛くなんか…」 頬が熱い。 玲はいつも瑠維を大事にするし、甘やかしてくれる。 二人っきりの時は、特に。 「可愛いに決まってる。 何たって、俺の大事な萌え猫だからな。 ふふ…っ」 「………っ」 そうっと舞わされた左腕が瑠維の肩を抱く。 香水を使っている訳でもないのに、玲の肌の香りが鼻を擽る。 チュ。 「………っ」 「お前のする事が全部俺を煽ってんだからな…」 「………っ」 額に落とされた口づけ…。 優しく抱き寄せられて腕の中に包まれ、これ以上ないくらいに心臓が跳ねた。

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