「んッぅ。あぁ、あ！　うあぁ、あっ！」 「痛くないか。平気？」 　慌ただしく首を縦に振る雪緒が、健気だ。 　凌介は腰を入れて、雪緒の奥まで侵入した。 「ナカ、あったかい。すっげえ、気持ち、いい」 「凌介、こんなに……ッ！」 　こんなに、大きくて硬い。 　そして、長かった。 　硬い先端で、脳天まで串刺しにされる心地だった。 　ゆっくり挿れられた後は、ゆっくり抜かれる。 「あぁ、あ！　それ、ダメぇえ！」 　内壁が逆向き、引き攣れる。 　それが、狂おしいまでの快感を運んでくる。 　ふるふると小刻みに震える雪緒の手を取り、凌介はリズミカルに腰を動かし始めた。 「雪緒……、雪緒ッ！」 「あぁ！　はぁ、はぁ、んあぁ！　凌介、凌介ぇえ！」 　極まって、とろとろと零す雪緒の精を、凌介はティッシュですぐに拭き取った。 　後でバレては大変だ。 　白い雪緒の肌が、桜色に染まって綺麗だ。 　サクラの花言葉は、優美。 　雪緒の姿は、乱れていても喘いでいても、優美だった。