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第七章 脅迫

 体内に挿入ってくる凌介を、雪緒は息を深く吐きながら受け入れた。 「あぁ、あ。気持ち、いぃい……ッ」  中学の頃、無理やり付き合わされた先輩を相手にした時は、こんな気持ちにならなかった。  セックスの時はいつも息を詰めて、早く終われと念じていたのに。  柔らかな内壁をぐにゅぐにゅとかき分けて、押し挿って来る凌介。 「あ、それ、いぃ。う、うぅんッ。はぁ、あんッ!」  僕、淫乱だと思われてないかな。  誰にでも、こんな風にするんじゃないのに。  そこまで考えた時、くっ、と凌介が腰を退いた。  体内のペニスが、外へ行ってしまいそうだ。 「あぁ、あ」 「雪緒、動くぞ」

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