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2、諒の仕事
「諒ちゃん、これ2つ頂戴!」
「私もこれ欲しい!」
父の許可を取り、1つの小さな
小屋を借りて服を売っている。
ここは皇宮に近い為、両班や
良民が住んでいる。ここで
自分の造った服を売り、その売上を
奴婢の為に使っているのだ。
「香さん、落ち着いて下さい。
この柄と同じ服を造りますから」
「そう!じゃあお願いね!」
諒の造る服を買いに来るのは大抵が
女性だ。他の店とは違い極端に
高い値段をつけることもなければ
生地も丈夫で、綺麗な柄の服ばかり。
他の店が太刀打ち出来きない程の
腕前だった。
「服が出来たら家まで届けに
参りますので、お待ち下さい」
最後のお客さんを対応した後
服を入れて店を閉め、家に
戻った。
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