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14、皇宮殿へ
皇宮は大きく分けて8つある。
その中でも陛下と中殿が住む皇宮殿が
一番豪華で広い面積である。
「今日は皇宮殿を案内しよう。
ここは一部の者しか入れない
特別な場所だ。思う存分
見ていくといい 」
「あ、ありがとうございます」
このような特別な場所に自分がいて
いいのかと思ったが、もう来ること
は出来ない為、隅々まで見ることにした。
「ここにある物は私の祖父や父が
集めたものだ。滅多に見るれない
品物ばかり。特にこの指輪は
値段がつけられない」
陛下に案内され見た指輪は金を
贅沢に使用し、宝石や翡翠を
施した物だ。
「これは中殿がつける物で
先祖代々身に付けている」
「陛下に愛される方はきっと
お幸せでしょう。陛下は威厳もあり
お優しい方ですから」
「・・そうだろうか?そなたに
そう言われると何故か嬉しく思う」
今までどの女性に会っても
感じなかったある感情が少しずつ
込み上げるのが分かる。
陛下が先程とは違う目で見ている
ことを諒は知る由も無い。
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