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22、提調尚宮の仕事
女官が皇帝陛下の客人を危険に
さらした為、女官を束ねる
提調 尚宮は陛下から
叱責を受けた後、副提調尚宮ら
を部屋に呼び話を伝えた。
「何と!まさか位を
上げたばかりの3人が
このような失態を犯すとは」
「私も信じられない。あれほど
礼儀や皇法を教え、正七品に
昇格させることを許可したが
この様だ」
女官を束ねる管理者達は頭を
かかえていた。もし、諒の意識が
戻らなければ3人の死罪は確定。
提調尚宮らにも何かしらの処罰が
下されるだろう。
「お客人の意識が戻ることを
祈るばかりだ。もし戻ったと
しても陛下がどう対応するかだな」
尚宮達は罪殿で報告しなければ
ならないことを、まとめる
作業を始めた。
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