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GAME3
「なんていうか……ハルくんが気になって、その……うまく、処理が出来ないっていうか……」
処理? 処理とは?
「ごめん。なに言ってんのかわかんない」
「……だから、その……男の子は、みんなするでしょ」
男の子? みんなする? 処理? え? えっ? いや、待て待て。なんだ、その連想クイズ!
「え、カナさん待って待って。今のワードから、おれが連想することってひとつなんだけど」
そのひとつだと思いたくねえ!
「……うん。合ってる、たぶん」
合ってるって……合ってるって、頬を染めるな! え、もう嘘でしょ? この人、なに言ってんの?
「ちょ……マジ頭いてぇ。あんた、何歳よ」
「にじゅうはち」
「お・と・な! アラサー! 大体なに? おれが気になってってなに? え、それで眠れなかったの? ハァ!?」
驚きと呆れと、なんかもうわけわかんない感情がごちゃっとなって、思わず声が大きくなる。
「強い強い。言い方、強いよぉ……」
「ええっ!? ちょ、マジ……もう、なにそれ」
理由が衝撃的すぎて頭が追い付かない。カナさんは親に叱られた子供みたいに膝を抱えしゅんとしてる。いや、なんで。そこ、しゅんとしてる場合か。
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