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GAME3
ですよねー。おれには負けるけど、カナさんまぁまぁモテるもんな。実況も丁寧で紳士的だし。
「今後はおれのことなんか気にしないで、ばんばんヤッちゃってよ」
「ばんばんて。人を性欲の塊みたいに言うな」
「言葉のあやだよ。おれ、気になんないから好きな時にどうぞ」
なんだか疲れてしまった。おれの心配ってなんだったんだ? 言わないけど、おれ、ちょっと泣いたんだからな!
「……ハルくん」
「んー?」
「ほんとごめんね」
「いーよ、もう。ほら隠しごとなくなったらスッキリしたでしょ? 今日はもう寝なよ」
「……うん、そうする」
おやすみと言ってリビングを出ていくカナさんの後ろ姿をなんとなく見送る。今はまだ九時すぎだから、ショートスリーパーのカナさんは零時すぎには起きるんだろう。
「……ったく」
デリケートというか、いろいろ気にしすぎというか。オナニーなんて小学生でもヤッてるっつーの。カナさんは妄想派かな、それともAV観たりするんだろうか。とてもふたつ年上には思えない童顔と小さく華奢な身体。カナさんがエロいことを考えるなんて想像もつかない。
今夜はおれが眠れそうにない。撮り溜めた実況の編集作業でもするか。
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