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GAME4

 いや、でも、この病気が発症したのは越してきてからだし、おれ本当はあんまり気乗りしてなかったのに、ハルくんが……あのやろうが、ふたりのほうが絶対楽しいとか、実況撮るのも楽だとか、カナさんが食えなくなったらおれが面倒みてやるからとか、うまいこと言っておれを言いくるめて、ここに連れてきたんじゃないか!  あの赤毛め。スタイル抜群のイケボめ! くっそ! ぜんぶぜんぶハルくんのせいじゃんか!  泣きながらそんなことを考えていたら、ノックの音とハルくんののんびりとした声がして、おれは苛立ちまぎれにティッシュの箱をドアに投げつけたのだった。

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