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第2話
「ふぅ…… うぅ」
「それ、落としたら仕置きな」
スーツのジャケットを脱ぎ捨てた彼が、愛斗へと覆い被さってくる。今だって既に仕置きと称され、散々彼に嬲られているのに、これ以上なんて耐えられないから、落とさぬように愛斗は鎖を犬歯でグッと噛みしめた。
「ぐっ、うぅっ」
キシリとソファーの軋む音がして、後孔に圧をかけられる。今の愛斗は一糸纏わぬ格好のまま、脚を大きく左右に開かれ縄でソファーへと縛り付けられてしまっているから、逃げるなんてできなかったし、そもそも逃げる場所もなかった。
「俺の形になってきた」
艶を帯びた彼の声。みちみちとアナルを押し広げながら、入り込んで来る大きな熱に、愉悦を覚えた細い体がヒクリヒクリと痙攣した。
「んっ…… くぅ」
無意識に首を仰け反らせると、胸の尖りが引っ張られ、思わず口を開きそうになるが、愛斗はなんとかそれを堪える。
――ど……して?
何故こんなことになっているのかと、虚ろな頭で考えるけれど、そんな思考も次の瞬間、愉悦の波へと飲み込まれた。
「ひぃっ! 」
これまで散々前立腺だと教え込まれたあたりを抉られ、自分の声とは思えないような甲高い声があがってしまう。
同時に鎖を口から落とすが、それにはまったく気づかなかった。
「そこ、やぁっ! 」
雁字搦めに縛られた体を捩るがほとんど動けない。
「嘘。知ってるよ…… マナはここが好きなんだ」
「い、いたいっ、いたい! 」
突き上げながら囁いた彼は、愛斗が落とした鎖を引き、限界まで伸びた乳首にザラリと舌を這わせてきた。
「くぅ…… うぅ…… 」
「気持ちいいんだ。胸もここも、こんなに腫らせて」
「あぅっ、いや…… そこ、押さないでっ」
小ぶりなペニスを掴んだ彼が、尿道口を爪で押す。そこから生まれた鋭い愉悦に悲鳴にも似た嬌声を上げれば、「好きなくせに」と笑った彼がペニスの根元からリングを外し、さっき抜き去った卑猥な玩具を亀頭部分へと押し当ててくる。
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