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第13話(R18)

「アサヒ……なんか、これ……」 「気持ちよくなってこないか?」 「ん……うん……」  向かい合って俺は背中を丸め、アサヒのモノを指で丸く囲んで上下に動かしてみたり、裏筋をさすってみたり、大体自分がやって気持ちよかったところを触っている。先走りもでてきたためすべりも良くなって、ぐちゅぐちゅと耳に残る水音がしていた。  最初は口頭で教えて自分でやってもらおうとしたのだが、全然うまくいかないのだこれが。いきたくてもいけない苦しさでお願いアサヒ、と言われて折れた。 「はーっ……ア、サ、ヒぃ……」  艶っぽい切羽つまった声が頭上から落ちる。ぞくり、と腰が重くなった気がして手をうごかすのを速めた。こんなの、早く終わらせてしまわなければ。 「ああっそれ、もう、」 「お前もうさっさとイッとけ」  ぐり、と鈴口を親指でつぶせば、呻き声と共にびゅくりと噴き出すどろりとした液体。 「精通おめでとさん」  ぐったりと肩にもたれてくるヤクモの背中をぽんぽんと叩く。あとで布団や服を洗濯しにいかないと。  立ち上がろうとしたらヤクモがごそごそと俺のズボンを探ろうとし始めた。おい何をする止めろ。 「アサヒも、たってるよ」 「は!?」  いやそれはお前につられただけであって自分で処理するなりなんなりできるから。 「いいからヤク、……うひぃっ」  そうっと自身を触るように握られて反応してしまう。 「アサヒも、するよね?」  びっくりしてヤクモの顔をうかがう。  嬉しそうに、はにかんで笑っていた。

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