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第20話
そこからはひたすら甘やかされた。
全身に優しいキスを落とされ、舐められた。
胸をそんな風に弄られたら、おかしなって射精してしまうことも知った。
優しく柔らかに舐められ、触れられ、吸われることが、痛みに耐えるより気持ちええのに苦しいことも知った。
気持ちええのにつらいって何?
アイツに泣いてそのことを訴えたら、嬉しそうに笑って、さらに優しく丹念に弄り続け、俺は何度も声をあげてないた。
そんな柔らかな愛撫で、もうぐちょぐちょになっている俺のが、やっと射精した時の頭が変になる程の快楽も初めて知った。
ホンマに絶対に前には触ってくれへんかった。
自分で触るのも禁止されて。
コイツがとんでもないムッツリやと気付いた時には、おかしなってて、何でも恥ずかしいことを言わされとった。
俺は何でも言った、後で死にそうになるくらい恥ずかしいことまで。
でも、もうさすがにアイツは挿れへんかった。
俺は挿れて欲しかった。
痛いだけやったけど。
でも、もうこれきりかも知れへん。
何度でもして、いっそヤり殺されたかった。
俺を気持ちようするより、そうされる方が良かったのに。
でも、アイツは約束通り、アイツを触らせてくれて、俺はアイツのを扱いた。
アイツは俺の手で気持ち良さそうにイった。
俺もアイツの髪をなでる。
アイツの胸にキスする。
お前に触りたかった。触りたかった。触りたかったんや。
触り合い、舐めあった。
貪りあった。
アイツが、酷くしたからと、いいって言ってんのに、また穴を舐めて俺を泣かせ、イかされた位から・・・もう記憶はない。
目が覚めたらアイツのベッドでアイツの腕の中やった。
宝物みたいに優しく抱きしめられていた。
嬉しかった。
でも、少し考えたくて、身体を離した。
アイツに気づかれぬよう。
起き上がる。
身体が傷んだ。
特大サイズのもんを慣れてへんとこに入れたんやからしゃあない。
身体は綺麗にされていて、パジャマも着せられていた。
アイツのスケッチが机の上にあるのが見えた。
多分俺が東京に行ってる間描いてたんやろ
アイツの心の中。
アイツのホンマに思っていること。
俺は見たらあかんと思った。
でも、あかんかった。
みてしまった。
ヨロヨロしながら歩いて、机の上にあったソレを開いた。
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