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オマケ 番外編 星の夜
愛してはいない。
絶対に。
愛してはいけないから。
でも、その中に入る度に、このまま溶け合いドロドロなってしまいたいと思う。
「俺の指が気持ちええ?」
右手で赤く尖った乳首を指でつぶしながら、もう一方の指は口の中を弄る。
彼は涙目で頷く。
口の中をかき混ぜる。
彼はその舌を指に絡みつかせてくる。
最近口の中の感度が上がってきて、キスしただけでイけるようになってきし、
喉を犯してるのにイけるようになった時にはちょっと感動さえした。
もう何度も軽くイってドロドロの、でも可哀想な程、勃っているそこにはまだ触ってやらない。
触ったところで・・・。
どうせ、もう、後ろじゃないと彼は満足できない。
「挿れて欲しい」その目が必死で訴えてくる。
俺の指をしゃぶり、俺の指が動く度に身体を震わせながら。
強く乳首を押しつぶしたら、また勃ち上がったものから零れて・・・身体が一瞬硬直した。
口の中の俺指に軽く歯が当てられ、彼が苦しげに悶える。
また軽くイったけれど足りない。
足りないのだ。
後ろでイきたいのだ。
俺が聞いてやらない限り、彼は絶対に自分からは何かを望まない。
こんなに挿れてほしくて、頭がおかしくなっていても。
俺に 何をされても受け入れ、何も・・・望まない。
「後ろでしたいん?ほんなら、自分で、後ろむいて穴広げて、挿れて欲しいっておねがいしてみ」
俺は優しく言う。
何度も何度も頷くアイツの口から指を抜いてやる。
アイツは自分で後ろをむき、膝を立てて腰をあげ、片手で白い小さな尻をおし広げた。
「挿れて欲しいねん・・・おっきいヤツ・・・俺の穴にぶち込んで」
恥ずかしそうな声で、いつも言わせていることを言う姿に興奮した。
「自分の指でかき混ぜてみ」
俺は早く挿れたい思いを抑えて言う。
「・・・んっ!・・・はぁっ」
どこまでも従順な彼は真っ赤になりながら、その指をそこに淹れてかき混ぜはじめた。
彼は俺に逆らわない。
喘ぎ声が切ない。
もうあかん。
俺が限界。
俺は彼の腰を掴んだ。
彼は期待に震えた。
「挿れたげるからな、好きなだけ味わい・・・」
俺は耳もとで囁いた。
柔らかい、もう、すっかり馴染んだそこにゆっくりと入っていった。
「ああっ・・・デカい・・・」
彼がシーツに顔を擦り付けながら叫んだ。
今日は父さんもあの人もいない夜だから、好きに叫ばしてやろう。
いつも泣きながら必死で声を殺してる彼の、それでも漏れてしまう声を、手や口で塞ぎなからするのは、それはそれで楽しいけど。
あっちも新婚や。
そうでなくても、仕事で離れ離れになることも多いふたりが、息子達の夜の様子なんかわざわざ上まで上がって見にこんやろて思うけど。
「お前ん中気持ちええ。ホンマにええ」
俺は声に出す。
ゆっくりと動きながら。
好きとかそういうことは言ってあげられないから、言えることは何でも言う。
最大限に押し広げられたそこは・・・いつも通り、腰が溶けると思う程気持ち良かった。
「俺も・・・俺も、気持ちええ!!」
アイツが喘ぐ。
「おまえの穴、ええ。めっちゃめちゃええ」
俺は首筋にキスをして、囁く。
俺はそこを楽しむ。
締め付けも、蠢きも、熱さも。
快楽に脳がとけるかとおもう。
「・・・俺も。俺、も。・・・ああっ、好き・・・好き」
彼の言葉の甘さに酔いそうになる。
その声や表情は行為以上の快楽や興奮をくれる。
「好きなん・・?俺のちんぽ」
でもあえて言わせる。
俺達のルールだから。
「ほら、言い」
好きなところを俺のモノで強く擦ってやりながら言えば、アイツは叫ぶ。
「ああっ、あかん、あかん・・・」
言葉が話せない。
でも、許してやらないこれはルールだ。
「はよ、言い・・・」
俺は優しく緩やかな動きに変えて言う。
「んっ、・・・好き。おまえのちんぽ好き・・・デカいの好き・・・大好き・・・」
彼は泣きながら言った。
もう、泣きすぎて、ぐちょぐちょの顔が可愛かった。
好きなのは、あくまでセックス。
俺達は互いの身体を使っているだけ。
それは忘れちゃいけない。
でも、それさえ忘れなければ・・・。
どこまでも抱き合える。
「好きなだけ・・・味わい」
俺は彼に囁くと、思いのままに腰を叩きつけ始める。
好きなだけ味わう。
・・・俺が。
ずっと我慢していたソレを堪能する
・・・俺が。
ソレじゃないと満足できなくなっている。
・・・俺が。
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