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第3話 (魔×光)

「なんだ。物足りないか?」 「ちが……」  痛みではないそれがただ怖くて必死に首を振る俺の首にまたガリッと歯か立てられ、熱い魔力が流されたと同時にぐちゅりと太い塊がそこに深々と入り込んだ。 「ぁがぁぁぁぁぁっ」  ビクビクビクと身体を跳ねさせながら痛みだけではない甘い悲鳴を上げた俺の触れられてもいない俺の性器の先端から白い液体が飛び散る。 「いい声が出たな。腹の奥で我の男を舐め悦ぶ姿をお前の仲間にもしっかり見てもらえ」  ガクガクと痙攣する俺の首をぺろりと舐めながら耳まで裂けた牙の生えた口で魔物の王が楽しげに笑う。 「イヤ、ヤメ……ぁ、ひぃん」  グプグチュと痛みだけだった狭い場所は、中全体で熱く脈打つ凶器に絡みつき鈍い電気のような、もう誤魔化しようのない快感を走らせていた。 「嫌だ。見る、なぁ。見ない……ひぃっ……ぁひぃ」 「見られたくないなら消すか? 役にたたないモノは必要ない」 「ぁぎぃ……」  魔王が片手を離したことでバランスが崩れた身体のさらに奥まで熱い塊が刺さる。  ガクガクと快感と衝撃に震えている俺の横で魔王が赤い手を伸ばせば仲間を囲んでいた黒い檻が縮まり仲間に触れるだけで火花と悲鳴が響く。 「ぁ、ひ……止めろっ。頼む止めてくれ」  伸ばされた腕に縋りたくても身体は動かず唯一自由になる声を上げれば檻の動きは止まり苦しむ仲間の姿が見えた。  自分もただ痛くて苦しくて何も考えられないなら見捨てることもできるのに、出来のいい魔紋は一瞬前までボロボロだったハズの内臓も尻の穴もすでに痛みは消えただドクドクと蠢く魔王の大人の腕ほどの巨根を咥え混んでいる。 「どうして欲しいんだ? 我はお前には甘いぞ。ツガイのお前が上手く願えば誰もが幸せになれる。我の機嫌を損なわなければな」 「っ……檻を拡げてくれ」 「なぜ?」  ニヤニヤと笑う顔にどうすればいいか勇者として人を守り助けることが生きる意味だと生まれた時から刻み付けられた頭が教えてくる。本能は悲鳴をあげて身体は恐怖にガクガクと震え見開いた目に映る縮こまる仲間たちが涙にボヤける。 「魔王に負けてお前のメスになった俺が腹の奥で魔王のぶっといちんぽ咥えてヒーヒー悦んでるところを見てもらいたいんだ」 「お前は我のメスなのか?」 「お前の形に慣らしておいて種付けもしないのか?」 「小賢しいのも可愛らしい」  ぐっと握った手の先で檻が広がるのにホッと力が抜ける。 「続けるか」  ドクリッと腹の中で熱い性器が震える。  それだけで痛みと恐怖を思い出して頭が痺れる。  蹲り震える仲間たちと目が合う。  浮かぶのは絶望の色だけ。  涙は止まらないし麻痺した身体は動かないままなのに太い凶器を咥えこんだ穴だけはヒクヒクと蠢く。  こんな姿を命を懸けて一緒に戦った仲間に見られたくない。  無駄に動く頭がいろいろな答えを導き出す。 「なぁ、お前なら光か水で鏡を作れるだろ?  俺もお前のちんぽ咥えてるところを見たいから作ってくれよ」 「かわいい抵抗だな。容易いがあちらから見えなくなることはないぞ」 「俺が見たいんだ」  すべてを諦めるために……

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