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第14話 (魔×光)

 その僅かな動きで俺の腹がぼこりと揺れ、腹の奥の何かと入口の広がり切った場所が同時に擦られる。  切り裂かれた痛みに焼かれていたその場所はすでに何度も傷つき、治るのを繰り返し、今は傷一つもない真っ赤に染まった皮膚が赤黒い性器へと絡み付き、痛みではなくじんじんとした痺れだけを走らせた。 「ぁぁぁぁぁっ」  がくがくがくと小刻みに揺れる俺の顔がどろりと溶け、淫乱な女のに変わっていく。 「しっかりと見ていろ」 「うぉぁ」  ぐいっと腕だけで持ち上げられグボッと腹の奥で音を立てて拳のような塊が俺の狭いところを抜ける。それだけで性感帯を鷲掴みにされ捻られたような暴力的な痺れが走り、無意識に腹がひくひくと揺れてしまう。 「ぁ、ひぃ、ぁぁぅぁ、っ抜けたのに……奥、熱いぃっ」 「ここが我の卵を孕むための場所だ。気に入ったか?」 「ぃひぃっ。うほぉぁ、ぅぃぁ、ぁひぃ。ダメ。頭変になるぅ。ぐぽぐぽしないでぇ」  グプッグボッと巨大な塊が狭い場所を押し開き狭くなった場所を何度もその塊で捲り上げるように出入りする。 「我は気に入ったかときいている」  さらに乱暴に身体を揺すられ塊の出入りが繰り返される度に、ガンガンと性感帯を殴りつけられ頭の奥に火花が散る。 「ぃひぃ……ぁ、ぅほぁっ。ぁひぃ。ぃ、す……き。好きぃっ。気持ちィッィ」  白い顔を真っ赤に染め涎を滴らせたままひぃひぃと叫ぶ。 「我の本性をすべて解放してはさすがに壊してしまいそうだからな。そんなに気に入ったのなら我のすべてを受け入れられるように仕込んでやろう。ああ、こちらの入口もな」 「ぁひぃぃぃぃん」  ずるずると塊が狭い中を擦り入口の腫れた場所をごりごりと擦りながら皴一つない入口をさらにこじ開けていく。 「裂ける。避けるぅ」  くぱぁと限界まで開いていたはずの穴が中に入った先端の塊の形にさらに広げられギリギリと開き痛みを走らせる。  切れてはすぐさま治りまた傷ついていた身体は馴染むという言葉通りにそれを咥えるのに相応しく広がりながら治っていく。 「これが、お前がこれから永久に奉仕する主の形だ」 「ひっあっ」  先端の握った拳のような塊の一番太い部分の形に広がった穴がヒクヒクと蠢き、小刻みに揺らされれば素直に吸い付く。

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