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第4話

 「・・・まあ、セックスで嫌われることはないやろ、これだけ欲しがってるねんから。天使ね・・・お前が思ってんのとは違う天使かもしれんけど。わかった。ちゃんと責任とればいいねん。セックスした以上、お前がこの子の人生に責任とれ、それならきっと許してもらえるって」  美人さんは言った。  おそらく適当に言ったに違いない言葉に、理性の飛びかけた俺はしがみついた。  「責任を・・・とる」  俺は繰り返す。  あかん、もう、あかん。  「お前は責任感のある男や、しっかり責任とるんやで」  美人さんは笑って出て行った。  「責任・・・」  俺はフラフラ天使に近づいた。  天使は泣いていた。   後ろと前を同時に弄りながら泣いていた。  「後ろでイキたい・・・イかせて・・・」  天使が呻いていた。  つらそうで、淫らで、俺はおかしくなりそうだった。  「俺が触ってもええですか」  俺は天使の耳もとで囁く。  天使は息を耳で感じるだけで喘いだ。    「お願い、触って・・・シて・・・」  天使が俺の首に腕を回して抱きついてきた。  「後ろに入れて・・・イキたいねん。お願い・・・後ろで挿れて、こすってもらわれへんと・・・」 天使は泣いていた。  「俺、責任・・・とります」  俺は呻いた。  ソファは俺には小さすぎた。  床に天使をうつ伏せに寝かせた。  床が冷たいだろうと、ギリギリの理性が天使のコートを脱がせ、その上に天使をうつ伏せに寝かせることを考えつかせた。  でもそこまでで、服を脱がせる手前も惜しんだ。  ただだだ突っ込みたかった。  天使の下着を引き下ろして、白い尻が見えた時には獣のように唸っていた。  ローションを忘れなかったことをほめてほしい。  ソコは欲しがるようにヒクついていた。   ゾクゾクした。  腰を掴んで持ち上げた。  男とする場合、慣れてないなら背後からするのがいいと、兄貴に聞いていたからだ。  まさかそんな知識が役に立つ日がくるとは思わなかった。   あいつは単なる獣なので、男女お構いなくする。  穴があったらどこにでも挿れる。  倫理観はない全くない男だ。  早く誰かに刺されたらいいのに。  心の底から思ってる。  俺のをそこに押しつけると天使が声をあげた。  「早よ挿れて・・・、お願い、早よ・・・挿れて・・・」  尻が振られて僕のに押し付けられる。  あかん、ヤバい。  俺はなんとか頑張って、全部入れるまではゆっくり動いた。  ソコは柔らかくて、女の人でもキツイはずの俺のモノを受け入れた。    めちゃくちゃ熱くて・・・絡みついて・・・スゴイ気持ち良かった。  挿れただけでイキそうやった。  「スゴイ、気持ちええ・・・です」  俺は天使に言った。   何でか敬語だった。  だって、知り合ったばかりやし。  そんなタメ口きかれへんし。  「・・・あっ・・・何コレ、おっきい、スゴイ、イ・・イ」  天使が淫らに叫んだ。   顎から涎が垂れるのが見えた。  俺のを入れた尻が淫らに動き始めた。    蠢いて絞りられる。  アカン、何これ!  俺は・・・壊れた。  叫びながら腰をうちつけていた。  味わうそこの感触は俺の知っているモノとは違った。  何この感触。   熱さがまとわりつく襞が、締め付けが・・・すごかった。  ヤバいヤバい。  「ふぅ、・・・あっ・・ええ、もっと!もっと!」  天使も叫んだ。  中で捏ねた。  また違う風にそこが俺のにまとわりつく。  「たまらへん」  俺は呻いた。  天使も高い声で鳴いた。  どうしてあげればいいのかわからなかった。  ただだだ腰を打ちつけた。  ソコは俺を溶かした。  脳まで溶けるような快感に俺は呻いた。  俺が今まで知っていたモノとコレでは全く違った。  こんなセックスしらへん。  ヤバい。  ひたすらソコで動いた。  どう動いても気持ちよかった。  もっと奥まで入りたくて、腰を持ち上げ、串刺しにした。  そんな乱暴な行為でも、天使は薬のせいか、めちゃくちゃ乱れた。  身体を震わし、喘ぎ、声を上げる。  「あっ、あっ・・・ふぅ・・・気持ちええ・・・おっきい・・・」  死にそう。  たまらへん。  強くスライドを繰り返していたら、天使がビクンと身体を震わせ、叫んだ。  めちゃくちゃ穴が締まって・・・。  コレってイったの?  その締め付けに俺はおもわず射精していた。    中で出してしまった・・・。  コンドームも使わんかった・・・。  自分の最低さに落ち込む。  引き抜いた。  「・・・ふぅっ」  天使は俺が出ていく感触に呻いた。  そっと抱き起こす。  おずおずと抱きしめた。  細くて、華奢で。  俺みたいなゴツいのんに手加減されんとされたら・・・壊れてしまうんやないかと。    今更心配になった。  「大丈夫ですか・・・なんかつらかったりせえへんですか?」  俺は座ったまま抱きしめ、髪を撫でながら囁いた。  あんなムチャクチャして、嫌われてたらどうしよう・・・。  服を互いに着たままなのが、どれだけ突っ込みたかっただけなのかと思えて、なんか切なかった。  「・・・して」  小さく天使が言った。  「えっ、何?」  俺は聞き返す。  「・・・もっと・・・して」  天使が言った。  俺の胸に顔をこすりつけながら。  まだ欲情してるのは分かった。  俺はその言葉だけで、勃起した。  「・・・キスしても、ええですか」  俺は尋ねた。   一回イったからか、天使はさっきよりは正気に見えた。  「ん」  天使が唇をよせてきた。  むしゃぶりつきかけて、耐える。  まず、言っておかないと。  「今回あなたは正気じゃない。だからもし、正気に戻って・・・俺がしたことが受け入れなかったなら、俺を訴えるなり、殺すなりなんなりして下さい。全部俺のせいです・・・。あなたは正気じゃないから」  俺は言った。  天使が猫のような身体をすりよせてくるのが、理性を焼ききっていく。  「ん・・・キス」  天使は甘えるように言った。  俺はかろうじて止まる。  まだ、言わないとあかんことが。  「・・・ホンマは、ホンマはイカしてあげるだけでええんでしょうけど・・・すみません、俺あなたに触りたい。あなたの身体が見たい・・・あなたを味わいたい・・・すみません」  俺は謝った。  天使の服を脱がせていく。    天使は有り得ない位綺麗だった。  背中に羽根を確認してしまった位だった。  俺も自分か男が抱けるとは今日まで思わなかった、でも抱けたのは天使だったからだと思った。  本当に天使だった。  人間じゃないレベルで綺麗だった。  誰でも・・・この身体を見れば・・・男でも女でも狂うだろう。  長いすんなりとした手足。  真っ白な身体は確かに付いているものは男のソレなのだけど、それも含めて・・・男を誘うモノがあった。    隆起してない白い胸のなだらかさがいやらしかった。  花のように咲く乳首が誘うようだった。  白い喉。  細い肩。  どんな味がするのか舐めてみたくなる白い肌。  白い尻を割った場所にある蕾さえ、綺麗でいやらしかった。  この身体を自由にしたくなる。    どう泣くのか、どう喘ぐのか、どう震えるのか。 考えるだけで頭がおかしくなりそうだ。  なんて・・・イヤらしくて・・・綺麗なんだ。  天使の唇は性器だった。  そこに唇で触れるだけで快感が走った。  僕が一方的にした時でもたまらなかったけど、天使の淫らに動く唇と舌が応えてくれた時、俺はキスだけで人は射精出来ることを知った。  「すみません・・・」  胡座をかいてる俺の脚上に向かいあうように座る天使を精液で汚してしまって俺は焦る。  天使は腹についた俺の精液を手にとり、いやらしく舐めとった。  瞬間で、またすぐに俺のモノは立ち上がる。  「すごい・・・」   天使が笑った。   ヤバいやばすぎる。  エロい。  俺も服を脱いでいた。  天使の肌を味わいたくて。  俺は夢中で乳首を吸い、なめた。  「あっ・・・」  天使が俺の後頭部に爪をたてる。  ヤらしい。  ヤらし過ぎる。  「ここ、好き。もっと吸うて・・・」  耳元で囁かれたら、また出るかと思った。  音を立てて舐めたて、音を立てて吸い、甘く噛んだ。  天使は声をあげて、俺の頭をかき乱した。  夢みたいだった。  泣けて来た。   「・・・好きです、大好きです。一目惚れです、ホンマに好きです!」  俺は叫んでいた。  抱きしめていた。  「グウッ」  天使が呻いて慌てて緩める。  危うく締めころしてしまうところだった。  気をつけなければ。  鯖折りするところやった。  ふわっと天使が笑った。  「あなたは・・・良い人やね」   天使が俺の頬に手を当てて言った。  そして、天使から唇を重ねてきた。   そのキスは優しくて、死ねると思った。  「・・・あなたに入っていいですか・・・」  俺は言う。      天使はふわりと笑った。    「入って・・・あなたの好きにしたらええ」  俺はまた獣のような声をあげ、床に押し倒して両脚を肩に担いで押し入れた。  手加減しなきゃと思うのにできない。  激しく動いてしまう。  「好きです、好きです、大好きです」  俺は怒鳴りながら貪った。  今度はそれでもなんとか、良い場所らしきところをみつけて突いた。       天使は声をあげて感じてくれた。  「・・・好きにしたらええんよ・・・僕は痛かったり苦しくってもイケるねん・・・そんな僕を気持ちようなんて思わんでも・・・」   喘ぎながら天使が言った。  「気持ちようなって下さい・・・俺で・・・」  俺は心から叫んだ。  その瞬間天使の顔がくしゃっと歪んだ。  泣いてた。  可愛い、と思うと同時に焦った。  「俺・・・なんかあかんことしました?」  俺は動きを止めた。  セックスどころやない。  「止めたら嫌や・・・止めんといて・・・」  泣きながら天使が言った。   俺はホッとして、また動く。  「ええ・・・ですか」  俺はこんなん聞くのはダサい思いながらでも聞いてしまう。  気持ちようなって欲しかった。     「あっ・・・ええ・・・めっちゃええ・・・ありがとう」    天使は喘ぎながら言った。    ありがとうって・・・?  とにかく俺はホッとした。  天使は俺でイってくれた・・・俺もイった・・・。  また中出ししてしまった。  「・・・またしてもええですか」  俺は言ってしまってた。  「・・・ええよ」  天使が泣きながら微笑んだ。  またキスをして、俺は天使を貪った。   イカせて、出して、  また許可もとめて、ゆるされて、貪って・・・。  浮かれすぎてて、やりすぎたことに、気づいた時は天使は意識を完全に失っていたし、全部中でだしてしまっていた。    

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