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第8話

 この後に及んでアイツはごちゃごちゃ言い始めた。  「・・・そんなんあかん。オナニー手伝うって、手伝うってどういうことやねん。1人でせえへんかったらオナニーちゃうやん」  そういうソイツを引き寄せる。  自分の頬をアイツの頬に擦り付ける  くそ、たまらん。  「グダグダ言うな、お前の部屋どこやねん」  僕の息が荒い。  コイツの顔をもっとぐちゃぐちゃにしたくてたまらなかった。  「居間の向かいや・・・すぐそこやから別々に寝てても大丈夫やから・・・」   アイツは腰がひけてる。  僕はそんなソイツを引きずるようにして、その部屋に入った。  本しかない部屋。  本棚からあふれた本は床に積まれていた。  隅に布団が畳んである。  僕は乱暴にそれをひいた。  「お前、何する気やねん・・・」  ソイツの怯えたような顔とか、震えてるのとか、頭がおかしくなりそうな位にくる  まだ、キスで生まれた身体の熱も残ってる 。  「・・・僕で抜きたいんやろ・・・手伝ったるわ」  僕はソイツを布団の上に突き倒した。    馬乗りになる。  驚いて見開かれたままの目。  綺麗なまっ黒の目は、先ほどまで流していた涙でまた潤んでいて、驚き見開かれたのがまたなんか、キた。  「まて。俺は男やぞ」  今さらなことを。  「僕が好きやねんやろ。僕が扱いて出したる言うてんねん。ほんならスッキリして寝れるやろ」  僕はアイツのズボンを下ろす。  勃起してるソレが下着を押し上げているのが見えた。  意外とひかなかった。  コイツの顔とかをぐちゃぐちゃにしたいと思う気持ちの方か強い。     僕、こういう性癖やったんか・・・。  知らんかった。   「止めて・・・や。お前そんなんして・・・途中で気持ち悪なって止められたら、俺、もう、立ち直られへん・・・一生オナニーも出来へんなるやん・・・」  アイツが泣き始めた。    子供みたいに泣きじゃくる。  僕はその泣き顔に勃起した。  自分でも、自分が怖くなった。  コイツ、めちゃくちゃクる。  このネガティブなんが、たまらへん。   今まで付き合った女の子は少しはいた。  キスもせんで終わった。  皆、前向きで明るくて可愛いかった。  だからか。  さらっと自然消滅やった。  僕はこういうのが・・・たまらへんのか。  「キスとはちゃう。キスは目瞑ったら男も女もかわらへん。チンポやぞ。やめろ。お前引くから・・・お願いや・・・お前が触ってから、気持ち悪なられたら俺立ち直られへんやん。もう勃てられへんなる・・・」  めちゃくちゃ泣くアイツをキスで黙らせる。  キスで相手を黙らせるなんて、上級なテクニックまで覚えてしまった。  キスしたら、キスに夢中になるコイツが可愛いと思った。  下着の中に手を入れた。  僕のと同じモノが付いていた。  だから、気持ち悪さよりはどうすればいいのかは解るというの安心感があった。  ビクン、ソイツが触れられた瞬間身体を震わせた。  「やめろや、触んな」  ソイツがキスから逃げて叫んだ。  やめるわけないやろ。  僕はしごき始めた。  「あっ」  コイツが呻く。  顔が変わる。  何これ。  痛いとも、泣いてるのとも、我慢してるのとも違う顔。   ヤらしい顔。  コイツの顔、めちゃくちゃクる。  自分がして、気持ち良いと思ったことをしてみる。  先を強く弄る。  「ふぅっ」  コイツ喘ぐんやもん。  めちゃくちゃ顔エロいやもん。  先から零れる液をヤらしいと思った。  同性のモンやのに。  コイツの顔たまらへん。  また、キスする。    震える身体とか、漏れる声とか。  熱いソコとか。  なんか、頭おかしくなるくらいエロくて。  僕は勃起していた自分のモノをとりだしていた。  「お前も僕のしてや」  僕は囁いた。  アイツの唇がふるえた。  「お前に触ってええの・・・」    睫が震えてる。  可愛い。  また思ってしまった。  「ええで?触ってや」  僕は囁いた。  アイツは震える指で僕のソレに触れた。  扱かれた。  容赦なく。  「ああっ」  思わず声が漏れた。  僕の身体が震えた。  コイツめちゃくちゃ上手い。  オナニーばっかりしてるて、言うだけのことはある。  変に感心した。  「めちゃくちゃ、上手い」  僕が褒めたら、アイツは照れたように笑った。  「お前にこうするのを考えてずっとオナニーしてたんや」  またそんなこと言う・・・ムードあらへんなぁコイツ。  でも、可愛いと思ったし、負けるわけにはいかないと扱き続けた。  

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