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オマケ 念願~ピュア

 「はぁっ・・・ああっ・・・」  自分が女みたいに喘ぐ声には違和感がある。  とはいえ、実際に女の人が本当に喘ぐ声を聞いたことはない。  エロ動画でのみだ。  その動画の女の人達はもっと嘘っぽく喘いでいたのに、オレの声は全くもって嘘じゃない。  それが堪らなく恥ずかしいのに、声を止められない。  デカい指が後ろの穴をかき混ぜているのが気持ち良くて仕方ないのだ。  「ああっ・・・ふうっ・・・いいっ」  思わず言ってしまう。  「そうか、いいか、先生・・・」  アイツが嬉しそうに笑う。  オレは胡座を組んだアイツに向かい合うように、抱きかかえられ、尻の穴を弄られていた。  めちゃくちゃ嬉しそうな顔に、ムカつく。  少年の笑顔だ。  こんな子供に好きにされてんのにムカつく。  190センチ位あるゴリラみたいに筋肉だらけの、殺人鬼みたいな少年だけど。  「先生の好きなことしてやる」  思いやるようなことを言われるが、やってることはオレをエロく追い詰めることだ。  いや、気持ちいいけど、気持ち良すぎるから。  「あああっ・・・やぁっ・・・イク・・・」  指がそこを強く擦ったからとうとうオレの前から、白いものが吹き出した。  AV女優みたいなセリフを吐かされている。  ビクンビクンと震える身体を宥めるように撫でられながら、それでもその中で指はまだ動いている。     ねっとりと動く指は・・・とても少年のものとは思えない。  12の頃から高級男娼を相手にして、テクニックを学んできたコイツはセックスには馴れきっている。  年こそコイツより9才上だが、童貞でコイツに奪われるまでキスさえしたことのなかったオレにセックスでコイツに太刀打ちできるはずがない。  「先生、あんた本当に可愛いな。可愛いすぎて喰っちまいたい」  耳許で響く低音でささやかれ、首筋を噛まれる。  甘い痛みと、本当に喰われそうな恐怖、そしていやらしく中を擦る指にまた声をあげてしまう。  「バカ・・・死ね・・・クソガキっ・・・」  オレはせめてもの腹いせに、そういって喘ぐ。    アイツは笑う。  またそれが嬉しそうで余裕で、腹が立つ。  「それ、オレが好きってことだよな、先生」  なんか言ってやがる。    ポジティブにイカレてやがる。  むかついてアイツの鎖骨に噛みついたら、さらに嬉しそうに笑われてますます腹が立った。  「もう・・・いい。もう・・・いいから」  また何度も何度も弱いところを擦って、かきまぜて広げるくるアイツに言った。  もう何度もイカされてるのだ、もう、無理、もうヤダ。  それにバイブつっこまれることになれてしまった、ならされてしまった身体はもう、指だけじゃ足りない。  もう少し深いとこに・・・欲しい。  もう少し、大きいの・・・が。    「先生・・・それはオレのデカいのを挿れて欲しいってことだよな」  アイツが嬉しそうに言う。    「・・・・!!」  オレは真っ赤になって俯く。  「先生が、オレに『挿れてくれ』っておねだりしてくれた!!」  アイツが嬉しそうにデリカシーのないことを・・・いや、もう少しデカいので指よりデカいので、もう少し深いとこをしてほしいだけで・・・お前の凶器なんか欲しがってない!!  オレはカッとなってアイツの腕に思い切り噛みついた。  「ああ、可愛い。ホント可愛い。・・・甘えてくれてんのか?」  めちゃくちゃ噛んでるのに喜ばれる。  お前のポジティブおかしすぎる。  多分、お前の母親の猫も絶対本気で噛んでたぞ。  お前、甘噛みとかみたいな愛情表現だったと絶対に認めないけど。    「先生大丈夫だ。優しくする」  でもだきしめられ、優しく囁かれた。  髪を撫でる指が優しい。  コイツはいつだって・・・オレを最優先にしてセックスする。  それはわかっている。  オレは噛むのをやめた。  血は出てるけど。  「熱烈な愛の証だな」  なんか喜ばれてるけど、これはむかついたから噛んだだけだ。  「ケガ痛まないか?」  胸に曲がれた包帯を撫でられた。  背中から撃ち込まれた弾丸は奇跡的に臓器を外れていた。  オレは一週間ほど意識がなく、意識は戻ってもしばらくどこかぼんやりしていたらしい。  オレでも死にかけるとショックだったようだ。  だから、まぁホントはまだケガ人なんで、セックスなんて・・・アレなんだが。  初めておいてこんなに身体を焦らしておいて今更そんなこと言ってんじゃねぇ。  オレはアイツを睨んだ。  アイツはそんな視線に嬉しそうに笑う。  お前の頭の中で、この視線はどう変換されてんだ、都合よく。  

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