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仙蔵、茶虎を可愛がる。(中編)
ようやく俺を見てくれたことに内心ほっとした。
まさかとは思うが、茶虎は女装した姿を見られて嫌われたと思ったのか?
「茶虎? その姿もなかなか可愛いと思うぜ?」
「可愛い?」
そう。
初めて撮影現場に居合わせた時、メイド服を着ていた。
あの服も、カメラの店主から無理矢理金で買い占めて茶虎コレクション部屋に仕舞ってある。
ぱち、ぱち。
俺が言った言葉が受け入れられないのか、茶虎は何度も瞬きを繰り返す。
こんな茶虎も可愛い。
「可愛い? オレが?」
「ああ、とても魅力的だ。惚れ直したぜ?」
「この格好、気に入ったの?」
俺が頷けば、茶虎は頬を赤く染めて訊ねた。
そういう初心な仕草もまた可愛い。
おかげで俺の下半身が大きく鼓動している。
「茶虎……」
茶虎に同意を求めるため、華奢な腰を引き寄せて俺の下半身に当てる。
「――っ!」
俺の状況を知った茶虎はさらに頬を染めている。
だが、俺を見る茶虎の目の中に欲望の炎が宿っていることを俺は見逃さなかった。
間違いねぇ、茶虎も俺を欲している。
「茶虎、スカートの裾を持ち上げて見せておくれ」
たしか茶虎は下着を脱がされた。
今、下着は何も身に着けていない。
可愛い茶虎が見たい。
「こう?」
従順な茶虎は言われたとおり、スカートを持ち上げた。
煌々と照明に照らされた中、俺と同じように反り上がった、少し小さめの茶虎の欲望がよく見える。
「可愛いな」
「あっ、ん!」
にっこりと微笑んで見せれば、ただそれだけで感じるのか、小さな唇から甘い声が弾き出る。
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