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仙蔵、茶虎を可愛がる。(中編)

「良い子だ。撫でてやろうかね」 「あっ、あっ!」  倒れないよう、片方の手で腰を固定したまま空いた手で茶虎に触れる。  根元から先にかけて揉むように手を動かせば、やがて亀頭からは先走りが溢れ出す。  俺が手を動かすたびに、クチュクチュと卑猥な水音が立つ。 「あっ、あっ。せんぞ、さ……」  ガクン。  腰が抜けたのだろう。  茶虎が俺にしがみつく。 「よしよし、良い子だ」  等身大の鏡が目の前にあるのが見えた俺は、茶虎を反転させると膝の後ろに腕を差し込み、茶虎を思いきり開脚させた。 「この中に入れて欲しいだろう?」  後孔に左右の人差し指と中指をそれぞれ突っ込み、中を解すように動かす。 「あっ、っひ、ああ……」 「ほら、茶虎。お前は可愛いだろう? そうは思わないか?」 「やら……ぁ……」  中はすっかり解れている。  コプコプと空気を纏う音がする。  卑猥でたまらない。  指を動かす度に肉壁が従順に動き、4本の指を締め付ける。  凝りのそこを擦ってやれば――。 「っひゃあうっ!」  一際大きな嬌声が放たれる。  口は閉じることができず、唾液を垂れ流す。 「せんぞ、さ。せんぞ、さ……」  鏡越しから俺を見る目は潤み、快楽の涙を流す。  なんと可愛いのだろうか。 「気持ちが悦いか?」 「ん、ん、もっと、もっときもちよくらりたひ……」  茶虎が示しているのは簡単だ。  俺を欲しているのだ。

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