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第一章・2

「あぁ、すげぇ。気持ち、いッ」 「大翔くん、とっても元気だね」  肉茎を扱き、舌で裏筋を往復しながら楓はちゅっちゅと先端を吸う。  始めは、恐怖心でいっぱいだった。  まるで、ヤらなければ殺す、と脅されたかのように、震えあがってこの年下の少年に施した。  だが、今では違う。  生まれはヤクザの家ではあるが、少々口は悪い大翔だが、性根は優しい明るい少年だった。  勉強が終わってのリラックスタイムは、大翔へのご褒美だ。  楓は、深く咥え込んで抜き差しを始めた。 「あ、ヤバい。ヤバい、先生。い、イくッ! 出るぅ!」 「……」  黙って喉奥へペニスをいざなうと、大翔は震えて射精した。 「ぅお、おぅお!」  抵抗もなく、楓は精を飲み込んだ。  何度も何度も、喉へ送った。 「ふぅ」  出し尽くして萎えた大翔を、楓は優しく舐めて清めた。 「へへ。先生、俺、早漏かなぁ?」 「そんなことないよ。悦かったよ」  楓の返事に満足したのか、大翔は弾むように言った。 「じゃあ、行こうぜ。親父んトコ」 「うん」  実はそれこそが、楓は気になっていた。

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