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第28話

 「畜生 、なんだよ、コレ」  俺は指が震えていた。  一晩中、山をコイツを抱えて歩き、長時間運転して来たはずなのに、全く疲れを感じなかった。   彼が山の中にはめぐらされた罠の場所を教えてくれなければ、俺は死んでいたか、父のように身体の一部を失い、コイツを奪いかえされていただろう。  ベッドに横たえられたコイツの、Tシャツをぬがせようとしたが出来ない。  指が震えるのだ。  興奮しすぎて。  実は、車でここに来る前に、何度となく車を止めて抜いていた。コイツの顔を見ながら自分のモノを扱いて出していた。   オナニーなんて、久しぶりだ。  理性がもたないのだ  この俺が。   この俺が。  「でも本当にはヤったらだめなんだよな」  俺は呻く。  姉に組み敷かれ、喘いでいたあの少年が成長してここにいる。   柔らかい髪に口づける。  ずっとこうしたいと思ってた。   この髪を撫でながら思う。    柔らかな唇を指でなぜる。  この唇に、俺のモノをくわえさせてやりたいと思ってた。  10才のコイツでも俺はおかしくなったけど、  今のコイツはもっと俺をおかしくする。  裸に剥いて、  組み敷いて 、そう考えて始めて思いとどまる。  コイツを逃げられないよう裸にする必要があったが、裸にしたら止まらなくなりそうだ  俺はズボンをチャックを下ろし、自分のモノを取り出した。  そして服を着たままのコイツの上に覆い被さった。   このままで、ぬかせてもらおう。  でないと、これからすることに耐えられない。  意識のないコイツの身体を着衣のまま撫でまわす。   Tシャツの上から、薄い胸を堪能する。  このシャツの下に、あの白い胸と淡い乳首があるのだ。  手のひらに乳首を感じ 、何度もそこをなでさする。  ジーンズの上から細い腰を味わう。  あのまっ白な尻があるはずだ。  割れ目を何度もなぞり、そこにぶち込むことを想像する。    前にも触れる。  柔らかいそれをもみしだく。  ここを立ち上がらせて、イかせて欲しいと懇願する姿を想像する。  何の反応もないことに逆に興奮する。  この身体を変えてやる。  俺の指や舌で、淫らに変えてやる。  俺にすっぽりと抱きしめられてしまう身体が気に入る。  コイツにのしかかり、彼の股間に堅くなったものを押し付ける。   そこで揺する。    彼はピクリともしない。  これも、今日だけだ。   「お前の身体、変えてやる」  俺は囁いた。  俺はコイツを見ながらこすりあげする射精はどんな相手とするセックスよりも気持ちが良かった。    コイツの両手両足を鎖に繋いだ時、満足感をかんじたことは認める。  コイツはもう、ここから逃げられない。  俺から逃げられない。  それだけで射精するような快感を感じた。  裸に剥いた身体に初めて手を触れた時、童貞みたいに震えていたことも認める。  俺の肌とコイツの肌が触れる、それだけでたまらなかった。  ズボンを脱いでしまうと止まらなくなりそうなので脱がなかったが、コイツの肌が味わいたくて、上だけは脱いだ。  俺は仰向けにベッドに寝転がり、コイツを背後から抱きかかえた。   俺の顎の下にコイツの頭があって、髪の匂いがした。  だらりと垂れた腕をとり手を繋いでみる。   細い指だ。  細い脚を両脚で挟みこむ。  俺の股間の上には、突っ込みたくてたまらない尻がある。  まっ白だ。  ここに絶対に突っ込んでやる。  両手両足の先には鎖があるが、それはコイツが俺のモノだという証拠に思えて所有欲が満たされる。   コイツの目に目隠しをしてやる。  気がついた時、俺を見ないように。  姉を思い出すな。   俺から離れなくなるまでは。  俺はあの日から、姉に似た俺の顔を鏡で見る度に俺は姉に嫉妬している。  俺はコイツの胸を優しく撫でさする。  昔姉に組み敷かれていた時のようにまっ白な胸。  ほのかに色づく乳首がいやらしい。  姉の愛撫に声を上げていたことを思い出す。  かすかな嫉妬に思わず指が強く動きかけたが、思いとどまる。  まだ早い。  順序良く、俺の指や舌で教え込むんだ。  快楽を。  俺が。  「快楽に堕ちて、離れられなくなって、俺のモノになれよ」    耳元に囁く。  まだ目覚めるまえだから、話かけてもいい。  まだ目覚めるまえだから、強く抱きしめてもいい。   そして、もうすぐ目覚めるコイツの胸を優しく撫でさすりはじめる。  コイツの胸だと思えば、それだけでも十分楽しめた。  これが、コイツの中で快感に変わるまで。  コイツの声はどれくらい甘いのかがもうすぐわかる。  許してなどやらない。  薬がきれてきたのか、かすかに俺の腕の中でコイツが身じろぎした。   優しく優しく、俺はコイツの胸を撫で始めた。  俺のモノだ。  俺の、花嫁。  

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