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第34話
細身の彼の身体は、身長こそアイツより高かったけれど、細い腰つきも薄い肉付きも、アイツに近かった。
それで、十分だった。
俺は狂った。
今、この暗い部屋にいるのはオレとアイツなんだ 。
そう思うだけで。
音をたてて、アイツのモノをしゃぶりあげた
前からも横からも後ろからもありとあらゆる角度で、貫いた。
足の指を一本ずつ咥え、足の指の間まで舐めあげた。
先程、放ったばかりのアイツを抱き上げる。
ぐったりしたアイツ を抱きしめる。
そして、ずっとしたかったことする。
指で口を開かせ、
口の中を舌で犯す。
舌を吸い上げ、口腔内をことごとく貪り、唇をも舐めあげる。
キスの合間にアイツが、喘ぐ。
拙く応える舌が愛おしい。
アイツのアソコがキスだけでたちあがっているのを 、少し笑って撫であげてやる。
オレだって似たようなものだ。
オレのモノと一緒にこすりつけてやる。
ああ、
口の中で声がこぼれる。
いや
いやぁ
そう耳元で喘がれたならもう止まらない。
嫌じゃないくせに、嫌ばかり言う嘘つき。
愛しくてたまらなくなる。
アイツをベッドの上に裏返し、腰を持ち上げ、今度は背後から突きいれた。
だめ、
だめぇ、
そう叫ばれれば、オレはまた狂う。
もう何度も穿ち、中で放って、すっかり気持ちよく緩んだそこを味わいながら、アイツの背中を吸い上げる。
オレの跡がつくように。
こんなこと誰にもしたことがなかった。
こんな気持ち初めてで。
イキそうになっていたアイツの根元を抑えていかせない。
「一緒にいくんだ」
囁く。
一緒にいきたいなんて、誰が相手でも思ったこともなかったのに。
もう、快楽が要求がグチャグチャになって、俺はここにいるのが、本当のアイツだと思いはじめていた。
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