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第60話

 はぁ  はぁ  僕は息をするのがやっとだ。  圧迫感が凄まじい。  信じられないほど押し広げられ、巨大なものに奥まで貫かれている。  さすがに快楽などない。     前を執拗になぶられているけれど、さすがに萎えてしまっている。   なのに、それが動きはじめた。  容赦なく、奥を突かれ、大きく回される。  僕は苦痛の悲鳴をあげる。  痛い  痛い  僕は涙を流す。  多分後ろは裂けて切れている。  巨大すぎるそんなもの・・・苦痛でしかなかった  だけどそれは、ある瞬間までだった。  はぁん  声が甘く漏れた。  足の先から脳まで貫くような快楽だった。  僕はその瞬間、苦痛の方がマシな快楽があることを知る。  全ての苦痛が快楽に書き換えられた。  深く突かれる衝撃に、足の指まで反り返る。  回されると涎が出る。  ダメ、嫌、ダメ、ダメ  僕は泣き叫び続ける。  許して、  助けて、  僕は泣く。    

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