62 / 80

第62話

 ずん、奥を突かれた。  引き裂かれ貫かれる衝撃は快感に変わる。  ああ、嫌、ダメぇぇ  僕は叫ぶ。  引き抜かれながら、こすられ、また奥を突かれる。  それがたまらなく良かった。  嫌ぁ、許して  僕はそのリズムに合わせて動く自分の腰も止められない。  胸で蠢く、触手の感触も、僕を煽り立てる。  乳首を絞り立てるように蠢き、吸うようにしごき立てる。  舐めるように触手に這われれば、  僕はそれだけでも射精する。    その精液を触手がむしゃぶるように、吸収していく。  尿道からさえ入りこみながら。  そんなところさえ、犯されている。  僕はもうわけがわからなくなって、ただただ射精し、泣くだけだ。  僕はこうやって死ぬのか。  僕の恐怖を。  僕の快感を。  僕の精気を。   僕の絶望を。  コイツが食らっていることだけはわかった。

ともだちにシェアしよう!