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第5話 もう一つのプレゼント

「実はさ、もう一つプレゼントがあるんだよ」  たっぷりと口づけを堪能してから、剣上がいたずらっぽく微笑んだ。 「……え?」  口づけであがってしまった息を整えつつ、友一が首を傾げると、剣上はソファから立ち上がり、ベッドの傍にある作り付けのクローゼットまで歩いていく。  中からクリスマス用のラッピングが施された大きなものを抱えて、ソファへ戻ってきた。 「はい」  剣上はそう言って、友一にそれを手渡す。 「……開けてもいい? 先生」 「どうぞ、王子様」  ラッピングの紙を破かないように丁寧に解いていくと、中から出てきたのは一メートル近くもある抱き枕だった。 「先生、これ……」 「こっちのほうが買うとき、恥ずかしかったな。注目の的になったよ」  優しく微笑む剣上に、友一の瞳に涙が浮かぶ。  うれしくて。  抱き枕は、キーカバーと同じく、友一の大好きなキャラクターのものだった。 「オレが隣にいないときは、そいつをオレだと思って抱きついてろ」  剣上の言葉に友一は泣きながら笑った。 「そんなの無理だよ。先生とは全然違うじゃんー。でも、すごくうれしい。うんと大切にする」 「……大切にするのはいいけど、オレの次にな」  剣上は友一の額にやさしいキスも贈ってくれた。

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