「オレは譲歩してやったんだ。だから友、おまえにも代償をもらわなきゃな」 　剣上はそう言うと、荒々しく友一の制服を脱がした。 「せ、先生、ま、待って……」 「だめだ」 　後ろからきつく抱きすくめられ、乳首を強くつままれた。 「いたっ……やっ……」 　痛みのような快感のような、どっちつかずの感覚が友一の体を駆け抜ける。 　剣上の不機嫌はまだ続いているようで、いつもは優しい愛撫が今日は乱暴だった。 　剣上は友一のうなじから背中にかけて唇を這わせ、時々強く吸い上げることを繰り返す。 　彼の所有の印があちこちに刻まれていくのが分かった。 「あっ……、先生……、剣上先生……」 　どんなに乱暴な愛撫でも、剣上がくれるものなら愛おしく、友一は甘い泣き声を上げてしまう。 　剣上がひざまずき、友一の双丘を両手で広げた。 　彼がそこを凝視しているのが分かる。 「や、やめて、先生。そ、そんなに見ないでよ……」 　友一はさすがに恥ずかしさに身をよじって抵抗したが、剣上の力強い腕がそれを封じ込む。 「どうして？　かわいいよ、友のここ。ほらもうヒクヒクしてる」 「や、やだってば……」 　電気を消した状態でもそんなところを見られるのは恥ずかしいのに、明かりが煌々とついている下で見られると、本当に逃げ出したいくらい恥ずかしい。 　なのに、彼は友一の双丘を尚も大きく広げると、その奥にある小さな穴へとキスをした。 「あっ……」 　友一の唇から思わず甘い吐息が漏れる。 　剣上はキスを繰り返したあと、ねろりと舌を中に侵入させてきた。