「環生(たまき)も我慢しなくていい」 秀臣(ひでおみ)さんは俺の右手を取って俺の下半身へ導いた。 そっと右手で性器に触れる。 俺の先端もグショグショだった。 俺もしたい…。 気持ちよくなりたい…。 我慢できなくなった俺は、竿の部分を握り込んで少しずつ手を動かした。 「ぁ…はぁん…」 待ち望んだ快感に誘われて声が出てしまう。 気持ちいい…。 でも…これだけじゃ足りない。 足りないよ…。 「秀臣さん、俺…ココだけじゃイケないんです…」 俺の体は、性器と胸かお尻のどっちかとセットじゃないとイケない。 セックスの悦びを知ってしまった俺は、いつからか性器だけの刺激では満足できなくなってしまった。 頰を赤らめる秀臣さんを見つめながら左手で胸の先に触れた。 そっと撫でて強めにつまむと、乳首がピンと立った。 「ぁ…はぁ…」 揉んだり指先で引っかいてみたり。 秀臣さんにオナニーを見られてる。 恥ずかしい…。 そう思うのに、手が止められない…。 「あぁん…気持ちいい///」 「感じる姿も…綺麗だ」 秀臣さんの手の動きが激しくなっていく。 グチュグチュ…って、ローションを塗ってる時みたいに濡れた音。 エッチな俺の姿を見て興奮してるの…？ 秀臣さんのソコはもう弾けてしまいそう…。 「かけて…秀臣さん…！」 俺は体に精液をかけられるのが好き。 イク時の表情や声がたまらなくエッチだから。 イク時やイッた後の俺を見つめる雄の表情にぞくぞくするから。 体にかかった白いトロトロを見ると、俺で気持ちよくなってくれたんだ…って幸せな気持ちになれるから。 「しかし…」 「いいから…お願い、秀臣さん///」 うろたえる秀臣さんに微笑みかける。 「いいの…。そうして欲しいの///」 かけて…ともう一度おねだりすると、秀臣さんの瞳の奥に雄の本能みたいな荒々しさが見えた。 「環生……くっ…」 ビュッ、ビュビュッ… 俺のお腹を目掛けて、勢いよく何度も放たれた秀臣さんの精液。 たくさん出たから胸にもかかった。 その温もりや達した秀臣さんの表情を見て、俺も昇りつめそうになる。 「俺もイキそう…、ぁ…イク…出ちゃう…ひでおみさ…あぁぁぁんっ///」 俺はかけられた精液を胸の先に塗り広げながら絶頂を迎えた…。