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第2章 第16話(※)side.麻斗

〜side.麻斗(あさと)〜 俺の口の中で達した環生(たまき)秀臣(ひでおみ)に全体重を預けてハァハァと荒い呼吸を繰り返していた。 申し訳なさそうな顔でティッシュを探すようなそぶりをする。 そんな顔しなくていいのに。 環生が達するまでは、目の前で精液を飲み下して、可愛い環生を恥ずかしがらせてみようかな…と思っていた。 でも、口に出しただけでこんな顔をするから、飲んだら泣いてしまうかも。 それに、よく考えたら『飲むのが普通』みたいな流れにしたら、俺たちにフェラをする環生が大変だ。 頑張り屋の環生に無理だけはさせたくない。 俺は環生の頭を優しく撫でて、枕元に置いてあったティッシュを取る。 わざと環生の目の前で後始末をしてみせると、ホッとした表情で微笑んだ。 「気持ちよかった?」 「うん…何かすごかった…///」 語彙力をなくすほどよかったんだろうか。 素直で本当に可愛い。 最初は怖々抱かれていた環生。 でも、だんだん俺たちとの時間を楽しみだしたように思う。 今も秀臣と繋がったまま、甘えるように秀臣の首筋に頬ずりをしている。 俺の手を誘うように撫でながら。 「今度は…麻斗さんが抱いて…」 「いいよ。環生は後ろだけでイケる?」 「うん…。俺、前立腺擦られるの大好き///」 開発済みだなんてエッチな子。 そんなに前立腺が好きならたっぷり愛してあげよう。 「お尻だけで何回イケるか試してみようか?」 「……///」 初心そうに頰を染めるけど、好奇心旺盛でかなりの淫乱体質。 体のあちこちはすでに開発済だし、こうしてセックスをしている間にもどんどん体が磨かれて感度が増していく。 四つん這いになるように促して、お尻の柔らかいお肉にキスをしながら、ゆっくりローションを塗り込んだ。 感度がいい分、快感も痛みも感じやすいはず。 だから、丁寧に丁寧に…。 「麻斗さんの意地悪///」 焦らしたつもりはないのに、エッチな環生は待ち切れないらしい。 何度か扱いて硬さを確かめながらあてがうと、つるっと入ってしまった。 「あっ…!」 「ごめん、環生。痛かったよね」 慌てて体を離して様子を伺うと環生は、首を横に振った。 「大丈夫…ちょっとビックリしただけ。続き…して…」 「痛くないようにするからね」 両手でお尻をつかんで拡げながら慎重に挿れていく。 「ぁ…入ってくる…」 「うん、入ってるよ。今、真ん中くらいだよ」 環生の中は、俺に甘える環生のように、優しくまとわりついてくる。 性器にフィットするような締まり具合。 今までそんな事を感じた事がなかった。 もしかしたら体の相性がいいのかも知れない。 「麻斗さんの、あったかい…」 リラックスしたような環生の声。 環生も心地よさを感じてくれているんだろうか。 「俺もあったかくて気持ちいいよ。ほら、もう全部入るよ」 腰をつかんで、下腹部全体を擦りつけると、環生の中がキュッとなった。 「わかる?全部入ったの」 滑らかなお尻を撫でると、環生がうなずく。 早く動いて欲しそうに、自分で腰を前後に振り始めた。 「我慢できないの?」 「うん…///」 「いいよ、たくさん擦ってあげる」 満足するまで可愛がってあげようと心に決めて、少しずつ腰を動かしていく。 真っ白で柔らかなお尻に俺のグロテスクな赤黒い欲望が出入りする光景に、気持ちが高ぶっていく。 俺が突く度に、小さなお尻がふるふるっと揺れる。 前立腺を突くのはまだ後で。 他にも気持ちいいところを探してあげたい。 少しずつ挿入する角度を変えながら、環生イイところを探っていく。 敏感な環生の体は反応がいいからわかりやすい。 エッチでサービス精神旺盛な環生は、アンアン喘ぎながらも、ジュブジュブ音を立てて柊吾(しゅうご)の性器をしゃぶり始めた。 片手では秀臣の竿の部分を握り込んで器用に扱きながら。 清純そうな見た目の環生と、秀臣や柊吾と淫らな事をする環生のギャップがたまらない。 俺を欲しがって搾り尽くすみたいに締めつける体に溺れていくような感覚。 もっと乱れる環生を見たい。 もっと環生を乱したい…。 「んんっ…あぁん……ぁ…はぁん///」 体の中のどこを擦っても、体をビクつかせてキュウキュウ締めつける。 このままだと環生をイカせる前にイカされそうだ。 「こっちも可愛がってやるよ」 秀臣と柊吾はそれぞれ指先で環生の乳首をいじり始めた。 それに合わせて前立腺のあたりを擦ると、環生の反応が変わった。 「あっ…だめぇ…!」 もう秀臣と柊吾を咥えたり扱いたりする余裕すらないんだろう。 シーツをきつく握りしめて、夢中でお尻を突き出してくる。 「環生の気持ちいいところ見つけた」 ここでしょ…?と、狙いを定めて一気に何度も突いた。 「あっ…ぁ、…くる…んんっ、はあぁん…!」 環生は下半身をガクガクと震わせながら、2度めの絶頂を迎えた…。

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