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第3章 第6話(※)
「おねだりする環生 も、小さなお尻も可愛いよ」
撫でるようにお尻を揉む悟 の指が少しずつ中心に移動してくる。
割れ目のあたりを数回往復させた後、後ろの蕾にそっと触れた指先。
その先の快楽を知っている体がビクンと反応した。
入口を指で優しく押しながら柔らかさを確認するような仕草。
早く指や悟自身を挿れて欲しくて、悟の昂りに触れて興奮を誘う。
「ほら、入っていくよ」
ローションが絡んだ指先が少しずつ入ってくる。
待ち望んだ刺激が嬉しくて悟の指をキュウキュウと締めつけてしまう。
悟とこんなエッチな事してるなんて夢みたい。
悟に抱かれてる妄想をしながら自分を慰めていた当時の俺に教えてあげたい。
夢が叶うよ…って。
悟は想像してた以上に甘くて優しいし、上手だし、セクシーだった。
気持ちいい…。
もっと挿れて欲しい。
中をかき回して欲しい…。
「んっ…ふぅ…ぁ、はぁん…悟…」
首筋や鎖骨に落とされる口づけ。
時々きつく吸われて悟の証がつけられていく。
ローションを絡めた指に体を開かれていく感覚。
足りない…。
もっと気持ちよくなりたい。
張り詰めた大きな性器を埋めて欲しい。
胸も俺自身も愛して欲しい…。
「環生…ここで抱いていい?」
「うん、抱いて…。もう我慢できない」
鏡に両手をついて立つように言った悟は、俺を後ろから抱きしめて、熱いそれをあてがった。
「あぁっ…」
硬くて熱い悟自身がズブズブと入ってくる。
初めて感じる悟自身。
望んでいたものが手に入った喜びと、欲望を満たしてもらえた悦びで涙があふれた。
こぼれた涙は悟の唇が拭ってくれた。
「環生…、嬉しいよ」
根元までおさめきった悟の甘い声と息づかい。
うなじや肩に唇の温もりを感じた。
悟は俺の様子を見ながら少しずつ動き始める。
最初は入口あたりを先端で擦るだけの挿入だったのに、だんだん奥まで入ってくる。
悟の熱で満たされていく。
「悟…あったかくて気持ちいい…」
「俺もだよ。環生の中、熱くてトロトロ。どんな顔してるのか見せて」
悟は湯気で曇った鏡を手の平で拭った。
そこに映っていたのは俺。
口を半開きにして、快楽にとろけた表情をしていた。
乳首は悟に揉まれて赤く色づいていたし、首筋のキスマークがやたら鮮やかに見えた。
「や…恥ずかしい///」
自分の姿も恥ずかしかったけど、俺越しに見える悟は肉食獣みたいにギラギラした瞳で俺を貫いていた。
向き合っている時のソフトな感じとは違う雄の色気にゾクっとした。
「環生…今、締まったよ。興奮したの」
「だって…悟の顔がエッチ…///」
悟に征服されたい。
めちゃくちゃに暴かれて乱されたい…。
「環生の顔もエッチでそそられる」
悟は俺の腰をぐっとつかんで、奥深くまで体を押し込んだ。
体を固定されてるから、力強い腰使いがダイレクトに体に響く。
「あぁん、あっ…ぁ、そこだめ…っ…や、あぁっ…」
もっと気持ちよくなりたくて無意識に手が性器に伸びる。
「いいよ、自分でしてるとこ鏡越しに見せて」
俺の耳元で響く甘い悟の囁き。
ドキドキしながら握り込んで動かした。
「こんなの…だめ…」
体中が気持ちよくておかしくなりそう。
見られて恥ずかしいのに手が止まらない。
鏡越しに、興奮してる悟と瞳が合った。
悟はさっきより切羽詰まった様子。
その表情を見ていたら俺も限界が近くなってきた。
「悟、キスして…。俺イキそう…」
「俺もだよ」
悟は俺の官能を刺激するような大人のキスをしてくれた。
もっと深く繋がりたくて、夢中でお尻を突き出した。
ピストンも速くなって前立腺のあたりをかすめていく。
体の奥から何かがせり上がってくる感じ。
「悟…もうだめ…イカせて…!」
必死に耐えながら悟を締めつけた。
「そんなに締めつけたら俺もイキそうだよ」
「いいよ、そのままイッて…。奥にいっぱい悟のトロトロ出して…」
俺が甘えると、悟ははち切れそうな俺の性器を一緒に扱いて高みへと導いてくれる。
「環生…出すよ。…っ…!」
悟は俺を抱きしめながら低い声で呻いて果てた。
ビクビクと俺の中で波打つ悟自身。
奥深いところで放たれた精液は俺を幸せな気分にしてくれた。
「環生もイカせてあげるからね」
悟は果てた後も休む事なく腰を振って俺を気持ちよくしてくれる。
悟のその気持ちが嬉しくてどんどん高まっていく。
「さとる…イッちゃう…」
「いいよ、環生がイクところ側で見てるよ」
胸も性器も絶妙な力加減とリズムで愛されてもうコントロールできない。
「もうイク…ぁ…あぁんっ!」
俺は悟の腕に身を委ねて、絶頂を迎えた…。
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