75 / 420

第3章 第23話(※)

「あぁん…気持ちいい…///」 部屋に響く俺の甘ったるい声。 映画を観ていて、そんな流れになった俺たちは3Pの真っ最中。 「あっ…ぁ…はぁん…」 この前4Pをした大きなベッドに横になった俺の右の胸をいじりながら、性器の右側を舐めるのは秀臣(ひでおみ)さん。 反対側の胸と性器は柊吾(しゅうご)が同じようにしてくれる。 「んっ…ぁ…そこ…///」 直接的な刺激も興奮するけど、さっきまで一緒に普段の生活をしてた2人に性的な事をされてる視覚的な刺激に体が熱くなる。 「相変わらず環生(たまき)はエロいな。映画だけでこんなんなってたら、AV見たらどうなるんだよ」 ローションを絡めた柊吾の指が俺の敏感な後ろの蕾を撫でた。 「あんっ…」 俺の体がビクビクッと反応する。 「今度一緒に3PのAVを見てからするか。環生の感度が増しそうだ」 秀臣さんは嬉しそうに指先を挿れた。 「んっ…」 (さとる)のキスマークの件があったから、お尻の出番は久しぶり。 いつもより少しだけ痛くて体に力が入ってしまった。 「環生、すまない。痛かっただろう」 秀臣さんは急いで指を抜いてくれた。 「大丈夫…。久しぶりだからちょっと驚いただけ…」 2人に心配をかけないように微笑んでみせた。 「そうか…。麻斗(あさと)か柊吾には抱かれてると…。本当にすまない」 秀臣さんは一気にしょんぼりしてしまった。 日替わりで3人の部屋で眠ってる俺。 他の2人にセックスした報告なんてしないし、俺はエッチな事が大好きだから、秀臣さんがそう思ってても仕方ない。 「秀臣さん、大丈夫だよ。秀臣さんの舌と指でいっぱいほぐしてくれたら大丈夫だから。ね?」 この前、お色気作戦に失敗しちゃったから、今日はストレートに気持ちを伝えてみた。 「…わかった。痛む時はすぐに教えて欲しい」 「うん…、ありがとう」 秀臣さんは開いた俺の脚の間に入って蕾に優しく口づけたり、舌先で入口を丁寧に舐めてくれたり。 それがちょっともどかしくもあるけど、ふわふわ気持ちよくて幸せ気分。 「俺にも何かおねだりしろよ」 俺の耳にキスをしながら柊吾が囁いた。 可愛く甘えられるのが好きな柊吾には、お色気作戦してみようかな。 「いっぱいキスして…。唇も首筋も、胸も全部柊吾が愛して…」 ちょっと上目づかいをしながら可愛い声を出すと、頰を染めた柊吾がすぐに抱きしめてくれた。 秀臣さんはそんな俺たちを見て柔らかく微笑んだ。 きっとお色気作戦に喜ぶ柊吾を見たからだ。 それに気づいた俺も微笑み返す。 『秀臣さんの言った通りだったね』って伝えたくて。 体を繋げるのも好きだけど、こんな言葉遊びみたいなやり取りも楽しい。 2人きりでしてたら『ふふっ、作戦成功♪』って自分で思うだけだけど、3人でしてると、こんな気持ちをもう1人と共有できて嬉しい。 4Pも楽しいけど、あっちもこっちも反応するのが大変。 でも…たくさん愛情を注いでもらえるから何倍も幸せで気持ちいい/// 今日は4Pを経験した後の3Pだから余裕もあるし、同時に全員と手を繋げるのも嬉しい。 3Pがこんなに楽しいなんて知らなかった。 麻斗さんともしてみたい。 3P、クセになりそう…///

ともだちにシェアしよう!