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第5章 第6話(※)

「はぁ…(ごう)さんのすごい…///」 おしゃべりをしながら丁寧に体の準備をしてもらった後、正常位で繋がった。 豪さん自身は本当にすごかった。 勃ち上がった性器も袋の部分もずっしりしてて、亀頭がパンと張って大きくて…。 俺の中の雌の部分が疼いて、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。 ぜひとも生の豪さんを体感したくて、コンドームを準備する豪さんを必死に阻止した。 あまりの大きさに、慣れてる俺でも挿入の瞬間は緊張したし、一番太いところが入った時は謎の達成感を覚えた。 竿の部分も太くて、まだ奥までおさめきってないけど、全然隙間がないくらいもう豪さんでいっぱい。 お尻が豪さんの性器の形になっちゃうかも…と思うほど。 お腹の圧迫感がどうしようもなく興奮を煽る。 こんな状態で奥まで挿れられたらそれだけでイッてしまいそう。 ズブズブ突かれたら腰が砕けてしまいそう。 想像しただけで、中がキュッと収縮するのがわかる。 あぁ、早く味わいたい。 どんなに気持ちいいんだろう…。 「環生(たまき)の中、うねって吸いついてくるよ」 焦ったいほどゆっくり内壁を擦られる。 くすぐったくて、むず痒いような感覚。 そんな淡い刺激だけじゃ物足りない。 もっと…もっと気持ちよくなりたい。 「豪さん、動いて…。我慢できない…」 「俺もだよ。今抱き上げるから、環生はしっかりつかまって」 力加減がわからないけど、落ちたら怖いから豪さんの首にギュッと腕を回してしがみついた。 「ドキドキしてる環生も可愛い」 豪さんは俺のおでこにチュッとキスをすると、軽々と俺を抱っこしたまま立ち上がる。 「あっ…///」 自分の重みのせいで、ズブリと豪さんが入ってきた。 前立腺も巻き込んで一気に貫かれた感じ。 体中に衝撃が走る。 「ひゃっ、だめ。待って豪さん///」 「だーめ、待たない。環生のイクところ見せて…」 俺の耳元でそう囁いた豪さんは、俺の体と腰を抱えながら、最奥までズン…と一突きした。 「や…豪さん、あぁぁっ…!」 いきなり強烈すぎる快楽を与えられて、体が言う事をきかない。 頭の中が真っ白。 俺は精液を撒き散らしながら、あっという間に果ててしまった。 「すごいね、環生、トコロテンしちゃったの」 絶頂を迎えて、上手くしがみつけなくなってしまったから、豪さんは俺を抱いたままソファーに腰をおろした。 対面座位で、くたっと豪さんにもたれかかった状態で余韻に浸る。 「環生、大丈夫?」 「全然大丈夫じゃ…ないです。気持ちよすぎてまだ…」 時々ビクンと反応してしまう体。 「とろんとした表情も汗ばんだ体も、トロトロの精液も可愛い」 豪さんは俺の頰や背中を愛おしそうに撫でた後、指先で俺が出した白濁をすくうとペロリと舐めた。 「や…恥ずかしい///」 羞恥心で顔も体も真っ赤になっていくのがわかる。 それを舐められる事自体も恥ずかしいのに、豪さんの舌づかいが卑猥でドキドキする。 精液じゃなくて、胸や果てたばかりの下半身を唾液でビショビショになるくらい舐めて欲しいって思う自分の貪欲さも恥ずかしい。 「環生、エッチな事考えてるの」 物欲しそうな顔してる…と、奪うようなキスをされた。 厚い舌が器用に俺の舌を絡め取って、ジュッと吸いついた。 舌の表面を豪さんの舌先が何度も撫でていく。 口もお尻も豪さんづくし。 「んっ…はぁ…ふぅん…豪さん…」 濃厚な口づけを交わしながら敏感なお互いの胸の先をいじり合う。 胸への快感はすぐに下半身に届いて、俺のお尻は豪さんを欲しがってぎゅっと締まる。 豪さん自身の体積も増した気がした。 『動いていい?』と『動いて』の合図が同じタイミング。 ふふっと微笑み合って、今度は羽毛みたいに柔らかなキスをする。 駅弁の続きがして欲しくてまたぎゅっとしがみつく。 今度はすぐにイカないように我慢しよう…。 だって豪さんにも気持ちよくなって欲しい。 「環生のぎゅっと抱きついてくる仕草が可愛くて仕方ない」 抱き上げるよ…と声をかけた豪さんはまた立ち上がった。

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