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第9章 第18話(※)

環生(たまき)…本気なのか?」 「うん…だめ?」 俺が思いついたのはシックスナイン。 これならお互い気持ちいいし、どのタイミングでイッてしまっても布団を汚す心配もない。 「いや…、ただ予想以上に環生が大胆で驚いただけだ」 気持ちよくなろうな…と囁いた柊吾(しゅうご)は、チュッと唇にキスをすると、掛布団に潜って俺の下半身の方へ移動していった。 俺も掛布団に潜り込む。 ちょっと息苦しいから、少しだけ隙間を開けてみた。 布団の中は暗くてよく見えないから手探りでお互いののスウェットとパンツを下げる。 嗅覚を頼りに柊吾の雄の証を探していると、硬くてあったかいソレが、むにっと頬に当たった。 柊吾の先…濡れてる…。 お腹の奥がキュッとなって、さらにエッチな気分になった。 柊吾に欲情されてるって感じると、条件反射で体が疼く。 「見つけたぞ、環生」 柊吾は、俺自身の先端にねっとりと舌を絡め始めた。 カリを舌でなぞられると声が出そうになるから、急いで咥えた。 口の中に広がる柊吾の雄のにおい。 毎日嗅いでも全然飽きない。 寝室のルームフレグランスにして毎日嗅ぎたい。 なるべく音を立てないように竿の部分にキスしたり、甘噛みしたり。 時々ピクッと反応する性器が可愛くて愛おしい。 お互いをしゃぶりながら、どちらからともなく自然に手を繋いだ。 繋ぎ慣れた柊吾の手の形や温もりが心地いい。 柊吾は気持ちいいと指を絡めてぎゅっと握ってくれる。 抱きしめられてる時みたいで嬉しい。 俺が気持ちいい時はキュ…キュ…と2回握る。 この合図は、事後に体を繋げたまま2回目をおねだりする時に蕾をキュ…キュ…と締めるのと同じ。 言葉以外でコミュニケーションを取りながらするのも楽しい。 息苦しいのが難点だけど。 「柊吾…、イキそう…」 「ん…いいぞ」  柊吾も先端が張ってきたからもうそろそろかも。 できれば一緒に気持ちよくなりたい。 キュッと口を窄めて、柊吾の好きなところを重点的に舐める。 音漏れしないように、いつもよりは控えめに…。 「俺がイクのは環生をイカせてからだ」 そんな宣言をした柊吾は、俺の蕾に触れ始めた。 俺が前だけより後ろも一緒にしてもらう方が好きだって知ってくれてるから。 撫でるような揉みほぐすような動き。 柊吾の温もりが恋しくなって、すぐにヒクつき始める俺の蕾。 お尻ばかりされたら挿れて欲しくなっちゃう…。 「柊吾…もっと…」 このまま挿れて欲しい。 俺が欲しいのは指じゃなくて柊吾自身。 半日前にしたばかりだけど、柊吾と一つになりたい。 でも、さすがに今ここでは難しいから我慢、我慢。 明日帰ったらたっぷり抱いてもらおう。 柊吾も同じ気持ちでいて欲しいな…と、思いながら溢れてくる蜜を吸った。 「明日、ローションでほぐしてたっぷり抱いてやるから、今日は我慢な」 そう言いながら俺の大好きな裏筋をたっぷり舐めてくれた。 「ぁ…柊吾…イク…イッちゃう…!」 「俺もイクぞ」 2人で気持ちよくなれるのが嬉しい。 抱きしめ合ってるみたいにぎゅっと手を握り合う。 息を合わせてお互いをイカせる舌づかいをして同時に気持ちよくなっていく一体感が好き。 「んっ、んんーっ」 「…んぁっ…!」 2人のにおいや体温がこもる布団の中で、俺たちは汗だくになりながら仲良く一緒に果てた…。

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