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第11章 第12話side.柊吾
〜side.柊吾 〜
「いいよ、いっぱい気持ちいい事しようか」
麻斗 が声をかけると、うん…とうなずく環生 。
「環生にプレゼントだ」
秀臣 がポケットから取り出したのは、ネックレスみたいな華奢なゴールドのチェーンだった。
「ベリーチェーンだ。きっと環生に似合う」
ベリーチェーン?
何だそれ…。
秀臣は不思議そうな顔をする俺たちに、腰につけるネックレスみたいなアクセサリーだと言った。
秀臣のデザインしたヤラシイパンツとコーディネートするアイテムらしい。
もちろん新作パンツもセットだった。
最近の秀臣は仕事だと言いながら環生に似合いそうな、上品だけどさり気なくエロい下着のデザインばかりしている。
公私混同もいいところだが、あからさまなエロ下着じゃないのがウケて、そこそこ売り上げも伸びてきているらしい。
「ありがとう、秀臣さん。せっかくだから…着けてみようかな。ねぇ、柊吾…パジャマ脱がせてくれる?」
色づいた環生の表情や声。
誘うような瞳にゴクリと唾をのみこんだ。
「いいのか?」
「うん…。これを着けて皆としたい」
今日のパジャマは秀臣が作ったツルツル素材の淡い黄色の上下セット。
ボタンの数が普通のパジャマの倍くらいあって、なかなか脱がせられない。
じっくり時間をかけてボタンを外す事で、脱ぐ方も脱がせる方も楽しめるデザインなんだろうな…と思う。
きっと秀臣は朝から晩まで『どうやったら環生を興奮させられるか』と『どうやったら環生をエロ可愛く着飾る事ができるか』ばかり考えてるんだろう。
デザイナーの仕事をしてなかったら、結構危ない奴だ。
そうは思うけど、ボタンを外す度に少しずつ見えてくる環生の白くて滑らかな肌はかなりエロい。
期待を込めた眼差しで、俺の指先を見つめ続ける環生。
隙間からチラッと見えた胸の先はツンと尖っていた。
「おいで、環生。パンツは俺がはかせてあげるよ」
パンツ一丁で恥ずかしそうにする環生に声をかけたのは麻斗。
麻斗は環生がはいていたパンツを脱がせて、秀臣が作ったTバックをはかせた。
淡いラベンダー色のシンプルなTバック。
浅ばきタイプで前を覆う布面積が小さめだから、ちょっと動いたら環生自身がはみ出しそうだ。
ムチッとした見た目は、かなり刺激的。
仕上げのベリーチェーンは秀臣がつけた。
「どう…かな」
環生は俺たちに背を向けてベッドに膝立ちになった。
Tバックだからほとんど丸出しだ。
恥ずかしがる環生は今日も可愛い。
可愛いだけじゃないぞ。
ベリーチェーンで薄い腹や華奢な腰骨が強調されてめちゃくちゃ色っぽい。
小さな宝石みたいなのがたくさんついてるから、動く度にキラキラ光る。
腰を振る度に揺れたら絶対エロい。
秀臣の計算通りなんだろうけど、チェーンの飾りがちょうど尻の割れ目のあたりに垂れて、それがパンツみたいにも見えてヤラシイ。
「よく似合うよ、環生。エッチで可愛いよ」
「あぁ、最高に官能的だ」
「エロ過ぎだろ…環生」
俺たちが口々に誉めると『嬉しい。でも、やっぱり恥ずかしいよ…』と、前屈みになってモジモジし始めた。
きっと先走りで濡れてきたんだろう。
環生の正面に回り込んで確認すると、環生のパンツの前部分にじわじわとシミが広がっていた。
薄い色のパンツだからよくわかる。
欲情する俺たちの視線を感じて興奮したのか、先を想像して濡らしたのかわからない。
それに、勃起した分、パンツが窮屈そうだ。
食い込み具合もなかなかエロい。
「環生…濡れてるぞ」
慌てて隠そうとする環生の両手首をつかんだ。
「や…だめ…」
イヤイヤをしながら引いた腰は秀臣が抱き止めた。
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