293 / 420

第11章 第13話(※)side.柊吾

〜side.柊吾(しゅうご)〜 「だめ…秀臣(ひでおみ)さん。恥ずかしいよ…」 秀臣が環生(たまき)を膝の上に乗せて、俺たちに見えるように開脚させると、環生は顔を真っ赤にした。 イヤイヤをする度に腰のチェーンが卑猥に揺れる。 嫌がるそぶりを見せるけど、本当は喜んで濡れたパンツ姿を晒している。 エロエロ環生は、恥ずかしい事をしているこの状況に興奮するんだ。 ムラムラした俺たちにめちゃくちゃに愛されるのが好きなんだ。 「興奮する環生…可愛いな」 パンツの上から環生自身を指でなぞる。 敏感な先端の窪みをくすぐってやると、すぐにはしたない声をあげ始めた。 「綺麗だ、環生」 秀臣は後ろから環生のうなじや耳の後ろにキスをする。 「んんっ、気持ちいい…。ずっとしたかったよ…」 麻斗(あさと)さんもキスして…と、手を伸ばして麻斗に抱きつく環生。 うっとりした表情で麻斗とのキスを楽しむ環生もたまらない。 「…はぁ…んっ…ちゅ…」 口の端から唾液がこぼれるのもおかまいなしに、貪り合うように舌を絡め合う。 トロトロの顔をして、いつになく発情しきっているのがわかる。 俺とキスしている時は顔くらいしか見えないから、誰かとキスしている環生を見るのも好きだ。 嬉しそうな横顔も、潤んだ瞳も、麻斗のパジャマをキュッとつかむ小さな手も、色づいた肌も、無意識に揺れる腰も全部が色っぽい。 舐めて欲しそうにツンと主張している環生の胸。 環生自身をいじりながら、乳輪ごと口にふくんで吸いつく。 みるみる硬くなった胸の先を小刻みに舐めて軽く歯を立てると、腰をくねらせ始めた。 「直接して…秀臣さん…」 おねだりされた秀臣は、嬉しそうに環生のパンツのサイドから手を入れて扱き始めた。 クチュクチュ濡れた音が響く度、環生の体がビクビク跳ねる。 「あぁん…それ、もっと…。先がパンツで擦れてすごいの…」 気持ちよさそうにアンアン喘ぐ声。 もっと聞きたい。 もっと感じさせてやりたい。 「環生、これでもっと気持ちよくなるぞ」 パンツの上からローションをたっぷり垂らす。 秀臣は環生の先端をパンツに擦りつけるように手を動かした。 「んっ…ぁ…はぁん…」 麻斗との濃厚なキスを続けたまま、秀臣の愛撫に反応する環生。 今、両胸を刺激してやったらすぐにイクだろう。 すぐに気持ちよくしてやりたい気もする。 でも、限界まで焦らしてから、一気に快楽を与えてやるのもいいな。 我慢できなくなった涙目の環生におねだりされるのもいい。 ピンク色の胸の先にそっと触れた。 触れるか触れないかのタッチで小さな円を描く。 「や…もっと…」 刺激を求めた環生が胸を擦りつけてくる。 ちょっと指先を離すと、また寄せてくる。 その仕草が可愛くて意地悪を繰り返すと、しびれを切らした環生は俺の手を握って胸に押し当てた。 俺の手ごと好き勝手に動かして、自ら昇りつめていく。 指先や手のひらで感じる環生のコリッとした乳首の感触。 「あっ…あん…。麻斗さんも…」 同じように麻斗の手を取って自分の胸へ引き寄せた。 俺たちの手を使ってオナニーしてるような淫らな姿。 「可愛い環生。俺がしてあげる」 麻斗は嬉しそうに環生の胸を根元からつまんで、先端を擦り始めた。 「俺もするぞ、環生」 胸に吸いついてたっぷりの唾液を絡める。 甘噛みして、舌先で転がして…環生の悦ぶところを念入りに。 3人でタイミングを合わせながら環生への愛撫を繰り返す。 「あっ…ぁ……出ちゃう…!」 イキそうな環生の切羽詰まった声。 激しくしてやりたいのを堪えながら、それぞれ丁寧に愛でていく。 環生が全てを解放して心から気持ちよくなれるように。 「も…イッちゃう……。あぁんっ…!!」 俺たちの体をきゅっとつかんだ環生は、華奢な体を痙攣させながら、秀臣のパンツの中でイッた。

ともだちにシェアしよう!