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第11章 第20話(※)side.柊吾
〜side.柊吾 〜
指で環生 をイカせた麻斗 。
後ろでイッたらしい環生は、ハァハァと息をしながら時々体をビクつかせて、とろんとした瞳で麻斗を見つめている。
環生を大切に想っている麻斗の優しい眼差し。
髪を撫でる仕草一つにも、環生への想いが詰まっている。
直接的な体の繋がりはなくても、2人は心を通い合わせているんだと思った。
それが俺にはキレイで尊いものに見えて、何故か泣きそうになった。
秀臣 は正常位で環生を抱く。
環生のねだるまま、太ももを抱えるようにして、体をぶつけるような激しくて力強い挿入。
さっきイッたばかりで、まだ回復してない環生は何をされてもイキっぱなしだ。
「あぁんっ、奥まで当たってすごい…!」
ビクンビクンと体を跳ねさせる環生は、秀臣のピストンに大悦びだ。
秀臣との肉欲に溺れる環生も、麻斗と優しい交わりをしていた環生もエロくてキレイで、どうしようもなく可愛い。
俺たちとの行為を心から楽しんでいる環生。
麻斗は環生にキスをしながら、ぷっくり腫れた胸を丁寧に愛した。
俺も環生の胸を…と思っていたら、俺のを扱きたいって言うから、その通りにすると嬉しそうに握って手を動かし始めた。
「さっきイッたのにまだこんなに硬い…」
柊吾のエッチ…と、先端をつっついた環生は、根元から搾り上げるように扱いたり、張り詰めた亀頭を撫で回したり。
3人めの相手の秀臣にこんなに激しく突かれて、麻斗にも敏感な胸をいじられて、まだ俺のを楽しそうに扱く余裕のある環生。
華奢な体からは考えられないほどの体力。
無理してる感じでもなさそうだし、どんだけエロいんだよ…。
あの恋人、性欲強いのか…?
環生を満足させるのは至難の業だぞ…。
「んっ…あっ、ぁ…あぁん…」
麻斗が環生自身にも触れ出したから、環生はもう訳がわからない様子で喘ぐばかり。
「環生…かけてもいいか…」
「うん…いいよ、秀臣さん。俺ももう…」
柊吾もかけて…と、甘えた表情でおねだりされたら、今すぐにでもかけてやりたくなる。
中出しをねだる環生もいいし、精液をかけて欲しがる環生もいい。
きっと、精液まみれになった自分の体を見て、俺たちが満たされた事を実感して満足するんだ。
「…イクぞ、環生」
秀臣は環生から体を離すと、何度か自分で扱いて環生の腹めがけて射精した。
どんだけ溜めてたんだよ…と思うくらい、濃くて粘っこい大量の精液。
「すごい…いっぱい…」
興奮した様子で眺めていた環生は、俺の絶頂を期待するかのように手の動きを速めた。
環生の手ごと握って自分でも動かす。
いいタイミングで環生の胸にかけてやるんだ…。
「環生の体…秀臣の精液まみれで、すごくエッチだよ」
麻斗が耳元で囁いて環生を絶頂へ導いていく。
「あぁん、だめ…!柊吾より先にイッちゃう…!」
麻斗の手を抑えてイヤイヤをする環生。
心配しなくても、俺ももう限界だ。
「…出すぞ、環生。環生の胸にいっぱいかけるぞ」
「かけて…柊吾…。ぁっ、はあぁん…!」
ほぼ同時に射精した環生と俺。
環生の体は精液だらけになった。
立て続けに2回もイッたから、体がガクガクだ。
「3人分…すごいね」
自分の体にかかった精液をすくう環生。
満足そうにふにゃっと笑うと、指先をペロリと舐めた。
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