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第12章 第14話(※)side.柊吾

〜side.柊吾(しゅうご)〜 「して…柊吾…」 可愛い環生(たまき)に悩殺ポーズでヤラシイおねだりをされたら、下半身も心臓も一気にお祭り騒ぎだ。 濡れた瞳、半開きの唇。 恥ずかしがる表情も何もかもが俺のツボすぎる。 体勢的にもキツいはずなのに頑張って俺に見せようとするから、急いで腰の下にクッションを敷く。 俺の大好物の環生の蕾が丸見えになった。 「楽になったけど…これはこれで恥ずかしいよ…」 「見て欲しくてそうしたんだろ」 「そうだけど…」 やっぱり恥ずかしい…と、隠そうとする環生の手の合間からガン見した蕾は硬く閉ざされたまま。 最後に俺が抱いたままの環生。 たまらない気持ちになって、両手で環生の尻肉をグッとつかむ。 剥き出しになった無垢な蕾に吸い付いた。 「あぁんっ…」 柔らかな肉を揉んだり撫でたりしながら、唾液でビチョビチョになるぐらい大胆に舐め回した後、蕾のヒダを一本ずつ丁寧に舐める。 緩急をつけた愛撫は環生のお気に入りだ。 「はぁん…ぁ…あぁん」 一気にとろける環生の声。 俺に夢中になって欲しくて、環生の好きなところを環生の好きなように可愛がる。 唇ではむはむと甘噛みをしたり、小刻みに舐め続けたり。 合間に胸の先や膨らんだ性器を扱くと、腰がビクビク跳ねる。 「握っててやるから、自分で腰振ってみろよ」 もっとヤラシイ環生が見たくて扱いていた手を止める。 俺の手でオナニーする環生が見たい。 まだアイツに見せてない環生をたくさん見たい。 「柊吾の意地悪…」 ぷうっと頬を膨らませて不服そうな環生。 でも、気持ちいい事が大好きで、俺の前では我慢する気なんて微塵もない環生は少しずつ腰を振り始めた。 「んっ…はぁ…」 ぎこちない動きが可愛いと思う。 環生をイカせるのは俺たちの担当だから、常に受け身の環生はいつまでたっても上達しない。 腰の揺れに合わせて舌先を挿れる。 舌で押し広げながら隙間に指も挿れて浅いところを刺激する。 「あっ…ぁ…っ、あぁん…」 さらなる快楽を求めた環生は自分の胸に手を伸ばす。 腰振りを止めて丹念に胸をいじり始めた。 環生が気持ちよくなりたいのは性器じゃなくて胸と尻なのかと思うと、ますます可愛い。 環生の桜貝みたいな爪が淡く色づいた突起をこね回してるエロさは圧倒的な破壊力。 「…っ…」 下半身はもう痛いくらいに張り詰めて、どうにかなりそうだ。 環生を見ているうちに無意識に手が下半身へ。 たまらず自分で扱き始めた。 「だめ、柊吾」 気づいた環生は、また膨れっ面でイヤイヤをしながら、俺に手を伸ばす。 その手を握って隣に寝そべると、いきなり鼻の先を齧られた。 「柊吾は俺で気持ちよくなるの」 1人でしたら淋しい…と、切ない表情をしたかと思うと、奪うようなキスをしてきた。 舌だけを押し込んでくるめちゃくちゃなキス。 「俺として…」 合間に甘えるような誘うような声で囁かれて、下半身を扱かれたらもう我慢の限界だ。 「抱いてもいいか…環生」 「うん…いいよ」 環生は満足そうに微笑んだ。

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