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第13章 第4話(※)
あっという間に前夜祭当日の夜が来た。
明日のごちそうの仕込みも、部屋の飾り付けも終わった。
前夜祭は秀臣 さんと賢哉 さんと一緒に3Pをする。
もちろん秀臣さんお手製のエッチな下着を身につけて。
今夜は賢哉さんが住んでる方の家へお泊まり。
秀臣さんが買い揃えてくれた3人で仲良くする時用の敷布団セットで過ごす。
通常の布団の倍くらいの幅があるから、3人でそのまま眠る事もできる俺たちのお気に入り。
裸で横になっても気持ちいいように、シーツは肌触りのいいもふもふ素材。
今夜の下着は『雪の妖精』がテーマ。
平凡な俺が妖精だなんて違和感しかないけど、秀臣さん達のフィルターを通すと、俺は可愛くて天使にも妖精にも見えるらしい。
淡い水色の薄くて滑らかな素材の紐パンツ。
いつもよりは布面積が広いし、触れると微かにあったかい。
透けそうなくらい薄いのに、保温性の高い生地で寒い季節にお尻を冷やさないための工夫なんだって。
はく人を思いやる優しいパンツ。
紐の先には3cmくらいのパールが一粒と、白い羽根と、雪の結晶のモチーフがついていた。
「秀臣さん、今日の下着も素敵」
「そうか、それならよかった」
秀臣さんの膝の上に座って、手伝ってもらいながら下着を身につけていく。
すぐ側で賢哉さんに見つめられながら。
「可愛いよ、環生 」
「あぁ、綺麗だ」
「環生、せっかくだから全身をよく見せて」
「うん…」
賢哉さんは秀臣さんの作品を愛してるから、きっと全方向からじっくり見たいんだと思う。
秀臣さんの膝からおりて、2人の間に立った。
「どう…かな…」
パンツを見せるのが目的だから隠せないのが恥ずかしい。
ゆっくり回って前も後ろも見てもらう。
「本物の雪の妖精みたいだよ、環生」
賢哉さんは下着を身につけた俺をたくさん誉めてくれるけど、それ以上に秀臣さんを誉める。
『環生の魅力を最大限に引き出せる秀臣のセンスと技術は最高だ』って。
大好きな賢哉さんに誉められて秀臣さんも嬉しそう。
この2人も本当に仲良しさん。
「あまりに可愛いから脱がせてしまうのがもったいないな…」
賢哉さんは生地の手触りを楽しむように俺のお尻を撫でる。
2人の視線や手の温もりを感じるとゾクゾクする。
興奮して胸の先がツンと尖ってくるのがわかる。
パンツ以外は何も身につけてないから、体が反応してるのが2人にバレちゃう…。
「相変わらず環生はエッチだね。見られて興奮しちゃったんだね」
おいで…と賢哉さんに呼ばれたから、今度は賢哉さんの膝に座った。
「お誕生日おめでとう、環生」
「メリークリスマス、環生」
両方向から抱きしめられて、交代で優しいキスのプレゼント。
「ありがとう…。秀臣さんもお誕生日おめでとう。賢哉さん…メリークリスマス」
順番にキスをすると、それだけで体のスイッチが入る。
2人にキスをねだりながら、手探りで2人の下半身を撫で回す。
「んっ…はぁ…あぁん…」
舌を絡めるエッチなキスの合間に耳を舐められるのが好き。
胸の先も同時に撫でられたり、つっつかれたり。
どこもかしこも気持ちよくて溺れそう…。
「はぁん…いきなりすごいの…」
柔らかくて伸びる素材のパンツだから勃ってるのがすぐわかってしまう。
色も淡いから、先走りで濡れるとほんのり先端の色味が透けて見える。
「環生の可愛いピンク色が透けてるね…」
見てごらん…と、賢哉さんが先端をゆっくり撫で回す。
その指づかいが気持ちよくてまたトロッと蜜が出てしまう。
「や…恥ずかしい…」
脚を閉じようとすると、そっと秀臣さんに阻止された。
賢哉さんも俺の太ももを押さえるから、M字に脚を開いたままの状態で見られ放題の触られ放題。
「環生は恥ずかしいと気持ちいいんだね」
賢哉さんは俺を恥ずかしがらせるのが大好き。
嬉しそうにキレイな指先で俺の性器をなぞっていく。
今夜はいつになくイキイキしてる気がする。
「環生。もっと恥ずかしくて気持ちいい事をしよう。このパンツには仕掛けがあるんだ」
秀臣さんは嬉しそうに微笑んで、俺に横になるように言った。
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