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探した夜の過ごし方2
「あ、悪い」
他にどう言えば良かったのだろう。
下半身を剥き出しにし、胸を露わにして、顔を上気させた彼が何していたのかは明白で。
彼は言葉をなくして、真っ赤になって凍りつき、私も凍りついてしまった。
そしてしっかり色々見てしまったのた。
私は慌てて背をむけた。
「後で私の部屋に来てくれ、ゆっくりでいいから」
それだけ言うと、
ドアを慌てて閉める。
この部屋に鍵がないのが悪い。
ノックをしなかった私が悪い。
彼にもプライバシーはいるのに。
「まいったな」
私は息を荒げる。
私は反応していた。
私もバスルームで抜くしかないだろう。
淡い乳首 、滑らかな肌。
上気した頬、潤んだ目。
放出したばかりのそこ。
見てしまったものが淫らすぎて。
そして、あの腹の銃創。
それさえ淫らにみえて。
舌をそこに這わせたかった。
「生殺しだな」
私はつぶやいた。
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