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仕組まれた夜の過ごし方4

 ガキが選んだのはちょっと悪そうなやっぱりガキだった。  日サロに通って肌を焼いて、ジャラジャラアクセサリーをつけて、タトゥーをどこかに入れてるような。  「あんなのが好みか、お前」  オレはガキの肩を抱き、耳を噛みながら囁いた。  道端でゲイがいちゃついているようにみえるだろう。  ガキの股関を掴む。  やっぱりもう立ってやがる。  「入れたい」  ガキが呟くように言う。  息を荒げているのはオレが股間をすりあげているだけのせいではないようだ。  「処女」は殺人鬼に奪われ、初の男を味わったのは死体。  立派なド変態だ、このガキは。  オレは楽しくなる。  ガキの好みの男、こういうタイプは一人でお出かけなんかしない。  同じような仲間か、派手な女と一緒だ。  ほら、今日も仲間連れ。  奇しくも3人か。  昨日のガキ達と一緒だ。  ああ、それくらいが丁度いい。  もっとも今日の男達はガキ達より、本当に悪そうだったが。  オレはガキの喉をなめあげながら、あからさまに 男達を見る。  オレの視線に気付いた男達がこちらを見たら、男達に手を振りながら、ガキのシャツをまくり上げ、乳首をなめあげた。  苛立ちが男達の目に浮かぶ。  そう、こういうヤツらはゲイが嫌いだ。  ニヤニヤ、ソイツらに笑いながら、ガキの乳首に舌を絡めた。  ガキが喘いでいた。   へぇ。  胸でも感じるようになってきたか。  穴ぐらいにしか用がないと思っていたが、いろいろ開発するのも面白いかもしれない。  ソイツの苛立ちが高まったところで、ガキをとソイツらを背にして歩き出す。  ガキが上手く歩けないのは立っているからだ。  おかしい。  オレは声をあげて笑う。  その声も誘いになったか、ヤツらがこちらにやってくるがわかる。  しかも、車にのりこんで。  車か。  いいねぇ。     

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