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殺戮される夜の過ごし方3
「帰ってこないんじゃないかな?」
脚の間からガキが言う。
車の中で退屈しのぎにガキにおれをしゃぶらせながら、オレは家を見張ってた。
死体はトランクにうつした。
毛布を広げているから、血の跡も見えないはずだ。
あの家を見張っているのはオレ達だけではなくテレビ局やらもたくさんいるので、車から見張っているのはたいして目立たない。
まあ、でも、これだけ止まってる車の中でしゃぶらせているのはオレくらいだろう。
「黙ってしゃぶれ」
オレは命じる。
ガキは言うとおりにする。
上手くなった。
思わず呻き声がでた。
髪をなでてやる。
ガキが必死で上目づかいでこちらを見ながら追い上げる。
エロい。
思わず、頭を押さえ込んで、喉の奥まで犯してしまう。
苦しがるのは分かっているが、止められない。
エロいのが悪い。
そこで放った後で 、むせながらそれを飲み込み、えづいているガキを抱きしめる。
背中を撫でる。
可愛い、と思っていることに驚く。
「まあ、見ろ。帰ってこなくても、呼び出す方法を見つけたぜ」
女の子が家から出てきた。
塾にでも行くのか。
まだ小学生だろう。
「あの子に呼んでもらえばいい」
オレはガキの耳を噛みながらささやいた。
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