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終わりへと進む夜の過ごし方9
オレは電話を切った。
すぐ着信拒否にする。
面白くなってきた。
笑いがこみ上げてきた。
オレはガキの身体を抱きしめたまま電話していた。
再び、ガキの中に入れたものを動かす。
ゆっくりゆっくり、優しく優しく。
丁寧に気持ち良いところをきかせるように、こすってやる。
もうガキは声も出ない。
一番奥まで押し込み、そこでじんわりと回す。
そう、約束通り、優しく優しく抱いてやっているところだ。
もう、ガキはトロトロになっている。
全身でとろけて、可愛いもんだ。
口で前も咥えてやり出させて飲んでやり、穴まで舐めてやった。
優しく優しく、もどかしくなって何度もガキがすすり泣くまで、乳首を指や舌で愛撫してやった。
とにかく、甘やかすように気持ちよいように抱いてやった。
今も、ゆっくり、ゆっくり、良いとこだけをついてやっている。
喘ぐような声しか出ないが、ものすごく感じているのはわかる。
動かすたびに、手の指先から、足の指の先まで反り返るのがわかるからだ。
何よりも、この顔。やらしい顔だ。
普段の無愛想、無表情な顔からは想像もつかない、やらしい顔。
とろけきっている。
いつものように後ろから突き上げる代わりに前から抱いてるので顔がよく見える。
めちゃくちゃ乱れるのが、面白い。
また、ガキがイく。
背中をそらせ、かすれきった声をあげながら射精する姿がエロい。
そのたびに、締め付けられる中もいい。
優しくされなれてない可哀想なガキは、優しくされるだけで、こんなになる。
殺人鬼相手でも。
哀れなもんだ。
オレも、まあ、こんな抱き方誰にもしたことなかったんだが。
髪を撫でて、耳元で名前を呼んでやる。
また中が締まる。
名前を呼ぶだけでも感じるのか。
優しくキスする。
ガキが腕の中で震える。
「可愛いな、お前」
オレ 思わず口にする。
なんだか甘ったるい気分になった。
悪い気分じゃない。
オレはつながったまま、ガキの身体を裏返した。
背中の火傷の跡に舌を這わす。
ガキはコレが一番感じるのを知っているからだ。
優しく、優しく、一つ一つ舐め上げやれば、ガキはまた達した。
「可愛い」
オレはまた囁く。
ガキの中がまた締まった。
オレはガキの中で射精する。
ゆっくりとした射精だった。
たまらなく気持ち良かった。
たまにはこんなのもいい。
髪を撫でて、キスしてやる。
アイツのところへ今から行ってもいいんだが、もう少し仕掛けをしてからでもいいかもしれない。
あの家の中には女の子より強く光る者がいるのはわかっている。
オレはベッドの前にある椅子に縛られている女の子に声をかけた。
「明日ここでやられるのはお前かも知れないなぁ」
今度のベッドは広かった。
これはいい。
車の主の家だ。
家にいた嫁はすぐに殺した。
殺せたのでオレの機嫌は完全にいい。
死体を気が済むまで貫いたので、今は旦那と一緒にトランクの中だ。
オレは女の子の前でいやらしく、ガキの乳首を舐めあげた。
女の子は顔色一つ変えない。
この女の子はおかしい。
嫁が殺された時もそれを見ていたはずだが、叫び声一つあげなかった。
その後、その場でガキを犯すように抱いた時も、そしてベッドで優しく抱いてる今も、顔色一つ変えない。
椅子にしばりつけられた今もただ、黙って前を向いているだけだ。
女の子はとこか遠くを見ていた。
静かな瞳で。
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