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第23話

(こいつ、カウントしてやがる)  情事の最中に、しかもクライマックスを迎えたというのに、頭に冷えた部分を持つ幸が小憎らしい。 (そのうち、何にも考えられなくしてやるぜ)  勇真は体をかがめ、幸の耳元に唇を持って行った。 「なぁ、このまま2回戦いく? それとも……」  フェラして、俺のこと元気にしてくれる?  幸は瞼をぎゅうと瞑って、ぶるりと震えた。  澤くんがどうしたいか、なんて解ってる。 「……フェラ、するよ」 「さて、どうしよっかな~」 「フェラ、させてください」 「OK お前がそこまで言うなら♪」  勇真は一度幸から引き抜き、ベッドのヘッドボードにもたれかかった。

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