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第25話

 終いには、幸の髪を掴んで腰をやった。 「う、ぁぐッ! んんッ、ぅう!」 「あ、出そう」 「んんんぐッ!」  大量の精が、幸の咥内に出されてきた。 「まだ、飲むなよ」 「ん、んんッ!」  口の中が、苦塩っぱい味で満ちてゆく。  幸は、涙を流して耐えた。 「はい、飲んでよし」  吐き出す、という選択肢はない。  泣きながらでも、喉を鳴らして飲んだ。 「お前、素直なイイ子だね~」 「ッ、ごほっ! う、げほッ!」  むせながらも、あと3回と数える幸の心の中は、眼を見れば解る。  勇真は強情な幸が、どんどん気に入っていった。

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