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第30話
「いい具合に解れてやがる」
アナルボールで広がった幸の体内を、勇真は容赦なく抉った。
「あぁ! 澤くんッ! も、もうダメぇッ!」
「気持ち悦いです、って言いな」
「さ、澤くんん! 気持ち、悦いですぅう!」
「今になって『澤くん』もねぇな。『勇真』って呼べよ」
「んあぁ! はぁ、はぁ、あぁあ!」
「言えよ。勇真のが欲しいです、って」
「あッ、あッ、勇真! のがッ、欲しいぃ!」
「違うだろ。欲しいです、だろ!」
「ゆう、ま、の! 精子ほしいですぅううッ!」
上出来だ、と勇真は幸の絶頂に併せて射精した。
鏡に映った幸の顔は、これ以上ないくらい蕩けた表情をしている。
本人がそれを見ていないことが、勇真にとっては残念だが。
「あと2回だぜ」
気を失った幸の前髪を、勇真は優しく梳いてやった。
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