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第2話
「じゃあ、レストランで友達を呼んでって感じのは?」
「……行ったことないけど、まだそっちのが良さそう」
「ふーん……じゃ、それで決まりな」
「何が?」
どうせ授業で提出する課題のテーマか何かだろうと思って気軽に聞いた。リョウさんの話は脈絡なく始まることが多いから、慣れたものだ。
けど流石にそれは予想出来なかった。
「俺と恵兎の結婚式」
「…………っ! はあ? 全然意味わかんないんだけど。僕とリョウさんの結婚式なんか茶番でしかないじゃん。そんなの……」
どこから突っ込んでいいか分からない。だいたい結婚式は男女が挙げるもので、だいたい一般的には永遠の愛を誓うための儀式で、だいたい……
「そんなの、なに? こういうのってダブルタキシードになるんだっけ。それともおまえ、ドレス着とく?」
「いや、だから、待って! 何でそんな話してんの?」
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