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 上手い下手はともかく、口に含まれて一生懸命に舐め上げられれば、オレだって悪い気はしない。足の間で上下する佐藤の頭を撫でて、顔を上げさせた。 「ん…ここにね、こうやってして欲しいんだ」  膝を立て、出来る限り大きく開いてその奥を見せる。ローションを垂らした指を、つぷ…とその中に入れて見せると驚いたような顔をしたが、目を逸らす事無く食い入るように見つめてくる。  あ…なんかちょっと恥ずかしい。  躊躇う事無く注がれている視線に、羞恥心を覚えた途端ぞくりと背筋に快感が走った。 「そうすると気持ちいいのか?」 「うん」  指を深く差し込み、ぐちょぐちょと卑猥な音を立てながら中を掻き混ぜ、佐藤に見せ付けるように入り口を二本の指で広げて見せると、ごくり…と唾を嚥下するのが分かる。  佐藤の目には、赤く熟れた様なオレのナカが見えてるんだろうか?  手が太腿にかかり、指で広げたオレの中を覗き込もうとした佐藤の息がかかる。 「あ…の……そうまじまじと見られると、恥ずかしいんだけど…」  内太腿にかかる息をくすぐったく思いながら言うと、「すまん」と言いながら顔を上げた佐藤と目が合う。深い綺麗な黒い瞳は、昔飼っていた犬を思わせる誠実さをしていた。  あの犬は長生きしたよな…と思っていると、頬を優しく撫でられた。 「赤くなって、可愛いな」 「っえ…あ……」  真っ直ぐ顔を覗かれながら、そう言われた事は初めてだったように思う。第一、男に可愛いは褒め言葉にならない…と思っているのに、一気に顔が熱くなるのを感じる。 「こう…だな…」  ローションを手に取り、佐藤は躊躇いながら指先をオレの中に差し込む。はっと驚いたように目を見開き、真面目くさった顔で「熱い」と当たり前の感想を漏らした。

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